どれほどの苦を感じているのだろうか。逃げても逃げれない。
カスミ「はぁ…はぁ…私はここまで、か…ハッハッハッ…」
いつもと違い殺意を込め前方から迫る風紀委員会。私の部員は愚か、このままでは私まで死ぬ。
ヒナ「…」
無言でこちらへ銃口を突きつける風紀委員長。その姿にはいつも感じる恐怖ではなく、本能的な危機を感じた。
ヒナ「温泉なんて下らない夢、地獄で叶えたらどう?」
カスミ「下らなくなんてないさ…私たちのロマンと夢が詰まった宝なのだからな…!」
既に足に何発も喰らい、立つ足も弾丸で抉れていた。そう言えば、先生はどうしたのだろうか。
カスミ「先生…私の最後くらい見届けてくれると嬉しいのだがな.. ッ…w」
イオリ「先生ならあそこに居るぞ。良かったな。壮絶な最後を見てやるって。」
その言葉が嘘だと思っていた。
カスミ「ハッハッハッ…先生が見ているだけなはずないだろう?…先生…?な…何でそんな目で私を見るんだ?あなただってこの夢を…!」
カスミ「何を言って…せんせ…」
ヒナ「先生に触らないでくれる?」
直後銃弾の雨がこちらに降り注ぐ。
カスミ「それでも私は..夢を…..」
???「ミ….スミ…..!」
直後目が覚める。目が覚め目の前に居たのは私が1番信用出来る人物。先生だった。
先生「良かった…かなりシャーレの仮眠室でうなされてたから…悪い夢でも見たの..?」
先生にそう問われる。未だにあの夢が鮮明に頭によぎり、返事が出てこない。
カスミ「…あ、あぁ。ハーッハッハッハ!どうやら私ともある者が悪い夢を見てたみたいだ!」
先生「本当に..大丈夫..?まだ深夜だし、シャーレで泊まって行く?」
先生にそう提案される。自分の不甲斐なさを悔やみながらも、仕事をする先生の隣に居ることにした。
先生「あれ、カスミまた寝てる…疲れてるのかな?…おやすみ。」
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