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るるくらげ
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保谷東
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研究室へ行くと、有るモノを伊佐木君がもってきた。
作業着である。
注文していたものが届いたらしく、早速袋から出して来てみることに。やっぱりこれを着ると森田研究室の1人という感じがしてくる。そんな気がする。
「矢代さん、ビンゴゲームの景品を買いに行きたいのですけど、車お願いできますか?」
「いいよ」
景品を買いに来るまでディスカウントストアへ行くことに。なぜか伊佐木君もついてくることになった。
「どれがいいと思う?」
「電車のなんかでいいんじゃない?」
森田先生は電車が好きである。というのは割と有名。で、僕もそれをしって、じゃあ景品に入れたらいいんじゃない?ってことで考えた。
「でも、ビンゴゲームですよ。当たるかどうかはわかんなくないですか?」
そう言うと矢代さんは僕に
「大丈夫、来るのは森田研OBなんだから、全員空気読むよ」
とのことだった。
OB会のあくまで余興的なビンゴゲーム。そんなに高い商品を入れるというよりも、何か一発芸のネタになるようなものを選ぶといいよ。そう矢代さんは言ってくれた。
帰りの車の中、伊佐木君は買ったものを食べながら僕に年末年始はどうするのか聞いて来た。
「一応、帰ろうとは思ってるけど・・・どっちでもいい気がするのもあるなぁ。伊佐木君は?」
「俺は近いから帰ると思う」
「矢代さんはどうするんです?」
「・・・まあ、帰るかな。1日だけ」
そう、この2人は僕と比べて実家が近い。関東圏でも車で帰れる距離にある。新幹線に乗って在来線を乗り継ぐなんてことをしなくてもいいのである。
だから僕の場合1日だけ帰るというのは電車賃が高くつく旅行みたいな感じになってしまうので、どうせ帰るなら1週間くらい帰省したいのも気持ちの中にあったわけで。
「まあ、今年は帰ったら?来年はわからないから」
「そうですね、そうします」
僕は年越し、実家に帰ることにした。
年明けを実家で迎え、高校の時に仲良かった奴数人と会い、それで僕はまた大学へと戻った。空気感的に年明けを感じさせてくれるのは近所のコンビニとかスーパーとか。そういう看板が立っているのが見える。
そうして年明け1回目の森田塾。そこでは前回やった「本をまとめる」というのの2回目が行われることになって、更にそれはもう新4年生だけでやって。とのこと。
「はい、まっちゃんにはこの本」
と戸崎さんが手渡してくる。
同じようにまとめ、そして発表することに。
1月からは実験の引継ぎも加速していき、毎週のゼミに間に合わせる為に毎日、研究室へ行くことになり、毎日のようにプレゼン資料を作ることになっていく。
「だんだんと慣れてきたのかもしれないですね」
僕がそう言ったのは新井さん。
「それは良かった」
席に座ってパソコンをやっていると、ドアを開けて小山さんが入ってきた。