私が、この暗い部屋に閉じこもるようになってから何年が経っただろう。
仲の良かった友やともに過ごした仲間は、いつしか私の周りから姿を消してしまった。
あの時私に「ずっと一緒だよ」と笑顔で話しかけてくれた女の子はいつしか私の所に会いに来てくれなくなった。
周りが笑顔で去っていくのを横目に見ながら「羨ましい」と思い、いつになれば私もこの部屋から出られるようになるのだろうと
思い過ごしていた。
視界の先に暖かい光が差し込んだある日の事。
私の所へ奇跡とも言える様な事が舞い降りてきた。
懐かしいあの子が会いに来てくれたのだ
私は今、昔とは別の形でその子と一緒にいる。
人形としての姿ではなく、キーホルダーの姿として。
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