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「ひよりん♡ パパ、お仕事終わったぞぉ! 一緒に美味しいケーキ食べに行くか!そこのゴボウ(陽一)も、仕方なーく一緒に連れてってやらんでもないぞぉ!」
専務は「親バカ猛獣」に戻り、僕にマイナス百度の視線を飛ばしながら娘を連れて行こうとした。
だが、彼女はにこっと笑ったあと、こう言った。
「ごめんなさいパパ。ケーキはまた今度ね」
「……なん、だと?」
「私、陽一さんと大事なお話があるの。……ね、陽一さん♡」
白石さんが僕の腕をぎゅっと抱きしめる。
「……ひ、ひよりん……? パパとのデートより、そのゴボウを優先するのか……?」
崩れ落ちるお義父さん(専務)の絶叫を背に、彼女は僕を強引に連れ出した。
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