謙杜side
キラキラ光るスポットライト、熱い歓声。ライブしてる時は不安とか全部忘れられる。今まで感じる気とのできなかった分、今頑張らなきゃあかん。もうすぐ24時間テレビもある。こんなんでぶっ倒れてたら迷惑かけるだけ。
駿 「謙杜?ぼーっとしてどないしたん?」
謙 「え?なんでもないで!笑」
駿 「ならいいけど。」
ライブ途中の衣装チェンジ。横にいたみっちーに声をかけられたけど、今ここで休んだら迷惑しかかけない。せっかく掴んだツアーと言うチャンス。俺のせいで台無しにする訳には絶対行かない。頭は痛いし、少し視界もボヤけて来た。残り5曲、これを終えればどうにかなる。耐えろ、謙杜。
_________♪______♪♪____
謙 「ふー……(やばいそろそろ限界や……)」
頭もろくに回らず、歌詞が流れてこない。ダンスも踊れているか分からないのに、ファンの人は喜んでくれるのだろうか。
駿 「____♪……ヒョイ」
謙 「……は!?ちょと、みっちー?!」
駿 「いいから。とりあえずはける。」
ファ 「キャ───(*ノдノ)───ァ道長ーーーー!!!!!!!!」
みっちーに抱かれ、袖にはける。バレるのも当たり前やな。あんなろくに歌えずフラフラしてんやから。ほんまに、ほんまにごめんなさい。
駿 「なんでこんなになるまで言わんかったん。あんで誰も気づかずぶっ倒れてたらどうするつもりやったん。なあ、謙杜。」
謙 「だって……!」
駿 「自分犠牲にしてまで出るライブがあってたまるか!」
今まで見た事のない怖い顔。高いところから怖さと圧で潰されそうや。
駿 「ライブ終わるまで、休んどけ。絶対戻ってきたらあかんでな。」
謙 「みっち……!」
そう言って彼はステージに戻っていく。俺は1人取り残され、その場に崩れ落ちる。
謙 「ごめんなさい……泣」
ライブは無事終わりを迎え、心配そうに駆け寄ってくるメンバーがいた。
和 「謙杜!大丈夫か?」
恭 「どないしたん?なんかあった?」
謙 「ごめんなさい……ごめんなさい泣」
大 「謝ることやないで?笑 どうして泣いてるんか教えてくれる?」
謙 「体調、よくなくて、みんなに迷惑かけれんから、ライブ出てたら、みっちーに怒られて……泣」
丈 「おい、みっちー。どういうことや?」
駿 「自分犠牲にしてまで笑って欲しくなかったんです。衣装変えてる時から、なんかおかしいとは思っとったんです。でも大丈夫って言うから気にしんでいたけどやっぱおかしくて。」
和 「それにキレてみっちーが言って、謙杜が泣いてるってことやな。……どっちもどっちやろ?みっちーが言ってることも正しい。今1番大事な時やから、頑張ることも大切やけど、ほんとに辛い時は言わなあかん。みっちーも言い方ってもんがあったはずやな?」
駿 「謙杜、ごめん。言い方きつく言ってまった。……心配やってん。謙杜倒れて入院とかになったらどうしようって。」
謙 「俺もごめんなさい。ライブ中に倒れた方が迷惑かけちゃうかもなのに。助けてくれてありがとう。」
和 「こんで仲直りやな!」
丈 「はい、みんなそうやぞ?大事な時やけど、ホンマにやばい時は絶対休む。約束やぞ!」
これからは、無理せずみんなに笑顔を届けるから、待っててね。
はい!最近なにわちゃん達ライブ中に倒れたりしててほんとに心配です……。いっぱい頑張ってくれるのも嬉しいけど、健康が1番ってこと改めてわかって欲しい。辛い時は休んでね。ずっと応援してるから。
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