よく、日本の水道水はきれいで有名であると聞く。もちろん、日本の水道水のきれいさを疑うわけではないのだが、スーパーで飲料水が売られていることをよくよく考えると面白いと思った。もちろん 、来日観光客の中に硬水を飲む国の人が居る可能性がある事やダイエット目的で硬水を飲む人が居る事もあるだろう。ただ、スーパーやコンビニで見かける水はほとんど軟水である。それならば、水道水でもいいのではとも思ってしまう。ただ、水道水を飲むことに抵抗を持つ人が少なからず居るだろう。(私もその一人である)。そういう人のための飲料水なのだろうが、実際飲料水よりも水道水のほうが、きれいなのである。正直、自分も驚いたがそもそも基準となる法律が違うそうだ。水道水は水道法で、飲料水は食品衛生法で管理されている。まあ、塩素も使ってるし、水道水の方がきれいなのは当たり前な気もする。そして、値段も水道水のほうが安いのである。東京都水道局のサイトを参照すると、1Lあたりおよそ0.2円である。逆に、ペットボトルの飲料水1Lは、サントリーのサイトを参照すると希望小売価格180円と記載されている。これでは飲料水を買うと179.8円損することになる。それでも飲料水が売れてるのは、やはり印象の問題だろう。もしこれがお金の話だったら、「世の中には無駄な出費があふれている!」とでも書くだろうが、もちろんそんなことは書かない。自分は、飲料水は買いたい人は買えばいいし、水道水でいい人は買わなければいいと思っている。こういう、飲料水のように印象で売れているものは、この世の中にはもっとあるだろう。もし、飲料水をはじめとした商品を買わなきゃ節約にはなるだろう。ただ、購入したほうが販売メーカーが潤い、社会は回りやすくなるだろう。これは、無駄がこの世で有益なものだという証明なのではないだろうか。