「 実は 、 大森さん 、 」
wki side.
その言葉を聞いた時 、 身体全体に衝撃が 走った 。
今までに 経験したことの ないくらいの 号泣だった 。
そう 、 元貴は 頭部の強い打撃 が影響で 、 記憶障害を起こして しまったのだ 。
あの時 、 俺が石川県に むりやり 行かせたことを 、 すごく 悔やんだ 。
元貴が 珍しく頑なに 石川県に行くことを 承諾しなかったことも 、 怖い夢見たのも 、 こんな未来が 決まっていたからなのかな 。
でも 、 俺はしっかり 脳に刻まれている 。
警報が鳴る数秒前に 、 元貴が 何かを察したような 青ざめた顔をしていた 。
元貴は わかっていたのかな 、
「 俺が 、 守りきれていなくて ごめんなさい 。 」
そう声と涙を漏らし 、 ただただ病室で 、 元貴が 目覚めるのを待っていた 。
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