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バラ科アレルギー/ut

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続きません

♥

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2022年11月05日

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吐血します。

ネガティヴ思考出てきます。

ハグなどが出てきますが腐ではありません。


、 、 、


ガヤ ガヤ


ワヤ ワヤ



「 …あれ、俺宛てに手紙来てるやん 」


遂にモテ期?なんて思いながら手紙を読む。


『 鬱くんへ


 今日の夜、外に出てあの丘に来てね 』


「 ほぉ〜ん…丘に誘うなんて珍しいなぁ、 」


__________



現在時刻 22:25


鬱は身支度をし、丘に行こうとこっそり

抜け出した。


この時間帯はみんな寝ているのかとても

静か。

みんな早寝やなぁ、なんて思い丘に向かって

歩く。


丘につけば誰もいない。


「 なんや…誰も居らへんやん、悪戯かぁ…? 」


なんて暫くそこで待っていると

後ろから気配がした。最近は訓練して

いないのか動きが鈍り反応ができなかった。

3人係の兵士から束縛された。


「 …僕に何の用があるの? 」


『 ちょっと色々試したいものがあってさ、


  協力して下さいよ、鬱隊長 、 』


嫌な予感がした。


その予感は的中し、モブ兵は薔薇を持っていた

しかも親切に青色の。


何故嫌な予感がしたかって?

僕はバラ科アレルギーなんだよね、


そうこうしているうちにモブ兵が

近づいてきた。


逃げたくても束縛されているせいで逃げれない


『 ほら、口に入れろよ 』


「 っ…    」


意地でも口を開けない。

そうしていると無理矢理口を開けられ

咥えさせられた。


「 ぁ”ッ…ぅ…    」


咥えられて数分すればアレルギー反応のせいで

生理的な涙が出て来る。とても痛い。

はっはっはっ、と笑う声が耳に入って来る


「 ふ、はぁ… ッ … く、るしぃ…    」


どうにかしたくても出来ない。

彼らが僕を見て笑ってる。しにたい、嫌だ。

誰か助けて。



僕はいつの間にか薔薇と共に血を吐いた。

もう終わりだ、なんて思った。

気がつけば3人は消えていた。僕は

置いていかれたんだ。助けを呼ぼうにもかなり

離れている。意識が朦朧としてきた。

誰か助けて_____


もうダメだと思った時に

ふと聞き慣れた声が聞こえた。


「 _____先生!! 」


「 大先生…、!!!! 」


僕の相棒コネシマの声だ。

ただ僕は喋れない。とても辛い痛みが

邪魔して来るのだ。


「 トントンッ!!大先生がっ…! 」


トントンも居る様だ。

良かった、助けが来て。

そして僕はそこで意識が切れた。


_____


目が覚めると見慣れた風景が見えた。

此処は医務室だ。


「 大先生っ!?大丈夫かっ!? 」


コネシマを後に幹部のみんなが

声をかけてくれる。

喋ろうとしたけどまだ少し痛かった。

でも喋った。


「 …ぅ、ん…ちょっと…痛いけど…

     大丈夫…    」


へらへら、といつもの様な笑みを浮かべて

笑う。


コネシマが急に抱きついて


「 …急に居なくなるなや、心配したねんぞ… 」


と言った、僕は抱き返し、


「 …済まんな、シッマ 」


と心配しているコネシマの頭を優しく

撫でた。



_____



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