「俺が…ビビッてる?」
「ああ、なんか浮かれちゃってたけど…これって犯罪だよな!
ひえぇ!って…思ってたろ?」
「…くっ」
反論しそうになるが、燕姿(イェンツー)に隠し事などするだけ無駄。
累(るい)は心を見透かす虚ろな眼差しに抗うことができず、
観念した様子で頷き返した。
すると、燕姿は口角を僅かにあげて累の頭をぽんっと叩いた。
「いいねぇ、少しは学習したんじゃね?」
「はっ?」
「前なら、そんなわけねーし!的な?バカ丸出しの、中坊みてぇだったろ?」
「あんた…俺のこと、そんな風に思ってたのかよ」
「今は違うぜ?こりゃ、マジもんの褒め言葉だ。
だから…成長のお祝いに、焼肉でも食いにいこーぜ?」
「えっ?ご馳走してくれんのか…師匠」
「おう、金ならあるべ。ほら、そこに財布が6個も」
「6個って…。これは俺が盗んだヤツじゃねぇか!」
「ああ?独り占めするつも*************************
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