テラーノベル
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(KAIRYU視点)
「今日の企画はぁ〜」
まぜべやの収録が始まり、いつものようにハヤトがMCで仕切ってくれている。
気合いを入れたいコンテンツやから、集中して挑むように努める。
今日の企画はボードゲームで、今までも何度かボードゲームをしてきたけど、また楽しそうな内容でメンバー皆も盛り上がっていた。
質問カードがあるタイプのゲームで、それにアリかナシか答えて討論するスタイル。ナオヤが次の質問カードを開く。
「えーっと次はぁ…きゃ〜!これええんかなぁ?ダメかも?」
「なになに?」
「ちょ、見せて?」
ちょうどナオヤの両隣に座っていた俺とセイトがカードを覗くと、書いてあったのは恋愛系の質問だった。
『Q, 友達から恋人はあり?なし?』
なぜかセイトと目が合った。
友達から恋人。ふと、昨日セイトと話した内容が蘇ってきた。
となりに座るナオヤとセイトを見て、確信は持てないが俺が助け舟をしなくてはという気持ちになってしまった。
そう思っていると、ナオヤが口を開く。
「…ナオは〜、アリよりのアリやな」
「え、ほんまに?」
ナオヤの言葉に、即座に反応するセイト。
あ〜、やっぱりこいつ。まだ自覚してへんけど、ナオヤの事が好きなんやろうな。
昨日は、曖昧なこと言ってたけど。
…ん?なんかちょっと色々急に思い出してきたわ。
セイトが好きなように生きたらええ、男同士とか気にせず、ナオヤのこと好きなら好きで、好きなようにしたらええって、言いたかった。
…けど、もしかして俺それ言いながら寝た?
ん?、、まて、セイトが横におった気がする。
………………ん?
「めっっっっちゃ友達でも?」
「え、うん。むしろナオは友達から入りたい」
「え?ナオくんお題なに?」
「あっ、ごめんなさいね?じゃーん、”友達から恋人はあり?なし?”でーす!きゃー!」
「えっこれ大丈夫ですか?」
「ラン兄が確認してくれてる(笑)」
……昨日、
「えっちなみにセイちゃんは?」
「えっ、俺?!えぇっ、、俺はぁ〜…」
こいつ、昨日俺にキスした、、、、????
「なんかカイリュウ固まってる」
エイキにそう言われて、ふと我に帰った。
あ、やばいまぜべやの途中やった。
やばい、頭真っ白かも。
「カイリュウ大丈夫か〜(笑)」
「え〜じゃあカイリュウにも聞いちゃお♡カイリュウはどうなーん?」
やばいやばい、何か、言わな。
「俺はぁー…ん〜……友達は友達と思ってまうなぁ」
「へぇ〜!そうなんやぁ〜ナオと逆やん」
ナオヤが盛り上げてくれてなんとか取り終えたけど、ずっと頭が働かないまま、昨日の出来事だけが鮮明に思い出されて、ただただ動揺していた。
***
収録が終わって、セイトとナオヤが何やら楽しそうに話しているのを見ていた。
ナオヤがいつものようにセイトに甘え、セイトはそれにデレデレしながら満更でもないような顔をしている。
………………なんか腹立つねんけど?
あいつ、俺にはナオヤへの気持ちわからんとか言っといてデレデレやんけ。
今日も、ナオヤが質問に答えた瞬間めっちゃ食いついてたやんけ。
それって好きちゃうん?
デレデレしといて、なんで俺にキス、?
え、てかなんで俺は腹たってるん?
友達なのにキスされた、それって普通ショックとかが先に来るんちゃうの?
なんで腹立つんや?あ〜〜も〜〜わからん!
「でさぁナオさぁこないだ…え?カイリュウどないしたん?」
気付いたら、セイトとナオヤの前に立っていた。
「……ちょっとセイト借りるわ。」
そう言って、セイトの腕を引っ張って事務所を出た。
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