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ぴよ
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人間、誰しもトラウマの一つや2つは持っているだろう。ただ、もう過去のことだ、教訓にしようと乗り越えている人が多い。だからこそ、乗り越えれていない僕のような人は余計に焦ってしまう。
早く立ち直らなきゃ、乗り越えなきゃと。そうやって自分を追い込んでしまう。自覚はないのに。
僕、甲斐田晴は、トラウマのようなものを持っている。
一つは怒声。これは子供の頃から無理だった。自分に向けてじゃなくても泣いてしまい、身体が動かなくて、どうにか動いても力が抜けて座り込んでしまうのだ。
2つ目は傷跡。自分自身の傷跡は大丈夫なのに、他の人の傷跡だけはダメ。身体が変に固まってしまう。
多分トラウマではないだろうけど裏切られたこともある。
だからか、どうしても疑ってしまう節があるのだ。この言葉は、行動は本心なのか、考えてしまう。
考える必要なんてないぐらいに長くいるのに…
ろふまおの収録。
突然の怒声。
あまりにも急だった。
自分に向けていっているわけじゃないとわかっていても身体は強張ってしまう。
少しでも声から離れようと後ろに下がっていたが、膝に力がはいらなくなってしまい、ドサッと尻もちをついてしまった。背中は壁にあたり、いつの間にか壁側まで歩いていたことが分かる。それ以上下がることができず、どんどんとパニックになる。
頭のなかでは分かっている。あの人じゃないってことぐらい分かるのに、どうしても落ち着けなくて、うずくまり、髪を掴んで抜けない程度に引っ張る。
いつものこと。髪を引っ張らないでと弦月に止められているが、この時だけはどうしてもやめることができない。
甲斐田 違う…今は違うッ…大丈夫、あいつはいないから…
そうやって、過去のことだとブツブツと言い聞かせる。そうすると落ち着くから。少しすれば落ち着くから。
どうにか呼吸を整え、髪から手を離す。
甲斐田 あ…今収録中じゃ…
そうだった。思いっきり醜態をさらしてしまった。
そっと目だけ上を見ればニコニコしている3人が。
甲斐田 あ…えっとですね。怒るのだけは勘弁してください…慣れてても無理なときはあるんで…
加賀美 また隠し事ですか?甲斐田さん。
にこやかに話しかけてくれているが、声色がいかりを含んでいる。ほんとにやらかしてしまった。
甲斐田 隠し事…ですね。多分…いや、皆さんからしたら完全に隠し事か。
剣持 甲斐田君が認めるのは珍しいね。自覚してるタイプか。
珍しいは酷くないかと思ったがいつもの僕は、風邪でも認めようとしないのだし仕方ないか。
不破 んで?見たところ怒声が怖いっぽいけど、何があったん?
甲斐田 僕もよくわからないんです。小さい頃からずっとこれで…慣れてる人でも無理だったりするんです。……ん?てかあの人って誰だろ…
そういえばさっき自分であの人って言ったよな。誰なんだろう。無自覚にあの人って言ってた。
記憶を辿っても見つけられなかった。
甲斐田 記憶、消したか…封印か…
加賀美 甲斐田さん?急にどうしました?
甲斐田 いえ。なんでもないっすよ!
そう誤魔化し続ける。そうしなきゃ皆とここにいられないから。
下手に心配されたくないし、思い出したくもない。あんなクソみたいなじじいの家なんて。
一度だけ、長尾から聞いた。僕のおじいちゃんはとっても厳しい人だったらしい。
長尾とお弦と遊ぶことはできていたけれど、遊ぶたびに怪我が増えていたらしいのだ。
お母さんたちはしばらく帰ってこれないらしく、耐えるしかなかった。でも、泣くことも甘えることもなく純粋に、遊ぼ〜!って2人に駆け寄っていたらしい。
何をされてたかなんて覚えてない。でも、思いださなくていい。忘れてて。と長尾とお弦に言われた。2人が言うならいいんだろう。
そう思って。
はい!終わりですね!!
よくわからない終わり方してるよねこれ!
ごめんね!
深夜テンションで書いてるから誤字脱字等多いと思う!ごめんね!
ご本人様たちには関係ございません!!
コメント
1件
いづきさん、第13話読ませていただきました…! 甲斐田くんのトラウマ反応、すごく生々しくて胸が痛くなりました。特に「あの人って誰だろ…」って無意識に口にしたあとの「記憶、消したか…封印か…」のところ、ぞっとしましたね。忘れてていいよって言ってくれる長尾くんとお弦くんの優しさが、逆にその過去の重さを感じさせます。 ろふまおの楽しげな空気と、突然のフラッシュバックの対比も効いてました。続きがすごく気になります!深夜テンションとのことですが、この繊細な感情描写はしっかり筆が乗ってたんだと思いますよ🌷