テラーノベル
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ぴよ
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長男ハヤト
次男刀也
三男湊
末っ子晴
明那
まゆゆ(卒業済ライバーさんです。無理な方は自衛をお願いします。)
ご本人様たちには関係ありません。
兄弟パロ。年齢操作。
上記のものに苦手なものがあるならお戻りください。
お兄ちゃんって、かっこいい言葉だと思ってた。
でもそれは、呪いの言葉でしかなかったんだ。我慢させるだけの、皆が普通に使う呪いの言葉。
だから、お兄ちゃんをやめた。
「〜〜そんなはしゃいでたら怪我しますよ〜(笑)」
「あ〜…ほらもう…言わんこっちゃない…ほら、立てる?」
そんな優しい声。懐かしい声だった。転んだ俺のことを心配してくれてる。
泣くのを我慢して立ち上がると、とても褒めてくれる。泣かなくてえらい、天才!と。あぁ。嬉しい。こんなに褒めてもらえるのはいつぶりだっけ?
でも、これは夢。
…でも、もう少しだけ、もう少しだけここにいたい。
でも、それを遮るのは、あの声。
「み…と!湊!起きてください。寝坊します。」
そんな、冷たい声。ぬくもりが感じられない声。
まだあの夢にいたくて、もう少し…と寝返りをうつが、兄に布団をめくられた。
「それでは晴に示しがつかないでしょう。ほら。」
また晴やって。慣れないな。これだけはどうしても慣れない。
そっと、おはよというと、返してくれる。
でも、俺の方を向いていない。もう、晴の部屋へと視線がいっている。あぁ、いやだ。まだあの夢に浸かっていたい。でも、ここで起きなかったら、いろいろ言われるだけだから。
服を着替えるためにクローゼットを開く。
ワイシャツを取り出し、ズボンをはく。
隣の部屋から楽しそうな声が聞こえる。
「こら〜!早く起きなさ〜い!」
「やぁ…まだ寝るぅ…」
「そんな弟にはこうだ!」
「え、ちょ、まって起きるからぁぁ…こちょこちょやめて!!」
前までは俺だったのに。ああやって起こしてくれてたのに。
もう、諦めよう。期待するほど苦しくなる。それなら、諦めるのが一番だ。
それが一番傷つかない方法だから。
ざっと、晴が来てから8年。俺は中3、受験生だ。
そして晴は小6の12。中学受験がある子もいる。そのうちの1人が晴なんだけど。
晴は頭がいい。余裕で受かるだろう。だというのに、俺は。俺は、普通より上ぐらいの、何の変哲もないやつ。
長男のハヤトは難関高校を卒業後、玩具会社を立ち上げて社長に。
次男刀也はハヤト同様難関高校の現役だ。しかも校内第3位以内にはいるほど頭が良い。
末っ子晴は小6とは思えないほどの研究の才能を持っていて、いろんな中学からのオファーがすごい。そんな中でも難関ともいえる中学へと受験するらしい。
そして、三男の俺。運動も勉強もずば抜けて良いわけじゃない。才能があるわけじゃない。強いていえば、このタフな身体と精神。そして人脈の広さぐらいだろう。
家の中じゃ、俺の居場所なんてなかった。俺以外難関のとこ行ってるのに、俺だけそうゆうんじゃない。それに、晴は生まれつき身体が弱い。だから、兄は晴に付きっきりで、テストでいい点を取っても、先生に褒められたことも、兄から褒められることはどんどんなくなってきていた。なんなら、怒られる方が多いんじゃない?
それが嫌で、できるだけ家にいたくなくて、明那やまゆゆのとこに遊びに行って、ご飯食べて、遊んで、時間を潰す。
お泊りをすることもある。
連絡は入れてる。「泊まる」とだけハヤト兄へ。
連絡無しで泊まると探し回られるかもしれないし、明那たちに迷惑だ。
ただでさえ泊めてもらって迷惑をかけているのに、兄からのメールやらなんやらでもっと迷惑をかけたくない。
今日は修学旅行の準備だ。
1時間目から3時間目まで話し合いや、必要なものをリスト化する時間だった。
俺は明那とまゆゆと班を組んだ。この2人以外に俺は心を許してない。それに、もし何かあって素の自分を観られても困らないから。
「ここ、ええんやない?」
「いいじゃん!!しかもここ景色最高なところだよ!」
「じゃあ、候補の1つ目それで、あと3つ。どこにする?」
「明那とまゆゆはどっかいきたいとこあるん?あるならそこにしよ!」
「う〜ん…そうだなぁ…こことかどう?前写真見てさ。すっげぇ綺麗だったんだよ!」
「じゃあ、俺はここかな。ここ、写真スポット多いよ。」
「んじゃ、ここ2つも決定やな!」
と、すんなり決まった。
あと一つ。どこに行こうか。別に行かないでぶらぶら歩き回ってもいいんじゃないか?楽しそうだし。食べ歩きできるし。
総提案すると2人も承諾してくれたのでとても嬉しかった。
そして係り決め。班長と保健とレクだ。
「明那はやっぱ班長やろ!」
「い〜や!ここはふわっちだよ!」
とかれこれ5分以上してる。
「埒あかんわ!まゆゆ!どっちがええと思う!?明那よな!な!?」
「う〜ん…ふわっちかな。」
「なんでや!?俺向いとらんやろ!?」
「ふわっち以上の適任はいないよね!うんうん!ってことで班長決まり〜!」
「え〜…まぁ、ええで〜!とことんやらしてもらいますわ。」
と保健とレクはすんなり決まった。
保健は明那。レクはまゆゆ。適任すぎる!
「んし。全部決まった!」
行く場所や持ち物のリスト化が完了し、自由時間ができた。明那とまゆゆは机に突っ伏している。相当疲れたらしい(笑)
ふと、静かになると兄さん達を考えてしまう。
見送りに来てくれるだろうか。楽しんでこいって言ってくれるのか。班長になったこと喜んでくれるのか。等など…
考えなきゃいいもん考えてまう。
頬杖をつきながら、明那とまゆゆを見ると少し心配したような顔をして顔を覗き込んでた。
「ふわっち。また考えてる?」
「…まぁ…な。」
「大丈夫だよ。きっと来てくれる。」
「うん…やな。」
「…ねぇ!今日ゲーセン行かない?」
「…あ〜、ええねぇ〜!カラオケ行っちゃう?」
「いいよ。ふわっちのしたいこともしよう。」
「やっちゃ!」
多分、俺の気分が下がらないように気遣ったのだろう。でも、今はそれに乗る。じゃないと、やっていけないから。ストレス?発散しなきゃ人間壊れちゃうし!
メールでハヤトに連絡して、スマホをしまう。
「やっと放課後やぁ…」
早くゲーセン行こ〜?って声に即駆け出す。
早く、遊びたいから。
後ろから走るな〜!!と聞こえた気がしたけどフル無視した☆
なんやかんやゲーセンで遊び、カラオケにも行った。んで、俺は怒られてる。
「湊?聞いてるんですか?」
「聞いてる…」
なんで怒られてるかって?
そりゃぁ帰るのが遅かったからさ。なんてったって9時すぎだったからね。
別に中学生になったんだし良くない?
「中学生とはいえ、9時過ぎるのはさすがに駄目です。貴方のお友達、家遠いんですから遅くまで遊んでてはダメでしょう?少なからず明るいうちに帰ってきなさい。」
「うん。ごめん。」
明るいうちに?今暗くなるの早いんだぞ?18時でもう暗いってのにいつ遊べばいいんだよ。
そんな事を頭で考えながらも表情は崩さない。反省してますよ〜ってオーラ全開にするんだ。そうすればハヤト兄は許してくれるし。
「わかったならいいです。次はないですからね。では、おやすみなさい。早く寝るんですよ。」
うんと返し2階の自身の部屋へ。
まぁ、疲れてはいるし早めに寝るか。
おやすみ。
また、あの幸せな夢を見れますように。
ほんの少し祈りながら眠りについた。
あれから一ヶ月。
修学旅行前日の放課後だ。明那とまゆゆと一緒に遊ぶ。
ゲーセンで。カラオケで。でも、遅くまでてまはなくしっかり暗くなる前に帰った。
「ただいま。」
あんまり声を出してなかったとはいえいつもならおかえりと聞こえてくるハヤト兄の声が聞こえなかった。出かけているのだろうか。
リビングに行くと、テーブルには…
『晴が高熱を出したので病院に行ってきます。帰る時間が分からないので、先になにか食べていてください。ハヤト。』
と。
中学生やし、火は使っていいって言われてる。でも、今日はハヤト兄がご飯を作る日だった。だからなにか買ってきてるわけじゃないし、ハヤト兄のご飯を楽しみにしてはいたのでかなりショックだ。
冷蔵庫の中はあまりない。
最近忙しいって言ってたっけ。なんて考えながら、チャーハンの材料を取り出す。
パラパラとしたチャーハンに出来上がった。一応刀也兄とハヤト兄の分を少し残してから食べた。
ご飯を食べて1時間ぐらいだろうか。帰ってくる気配はない。
あまりにも眠いか、寝てしまおうと自室に行って寝た。
朝早く。明那の鬼電とスマホの目覚ましで起きる。
今日は修学旅行。寝坊なんて許されないイベントだ。
髪のセットをして、服を着替えて荷物をしたに持っていく。
リビングにはハヤト兄がいた。
「おはよ。今日って…」
「あ、おはようございます。すみませんが晴が少々大変で、見送りにいけなそうなんです…」
聞きたかったことを先に言われた。
行けない。そっか。行けないんだ。刀也は?刀也も晴につくんだ。羨ましい。憎たらしいな。なんて…
「そっか。ええよ。」
別にいいしと小声で言った。ハヤト兄には聞こえなかった。
そそくさと準備をして玄関から出た。
「明那…」
集合場所に10分前に着いた。それでももう来てる人がほとんどで、そのなかに明那とまゆゆを見つけ駆け寄った。
「…大丈夫だよ。今は一旦我慢しよ。バスで吐き出そう…ね?」
「うん。分かった…」
朝の会中に泣くのはさすがに…ってことで我慢した。
それでも、少しなら来てくれるんじゃないかと期待してバスが動くまで外を眺め続けた。
来なかった。
そっと明那とまゆゆにぎゅっとして少し泣いた。
頭を撫でてくれて…とっても満足した。
修学旅行は明るく楽しむことができた。決めていた場所に行って、写真撮って、お土産買って、歩き回った。
お昼だって安くて好きなものをたくさん食べれるところにした。
後半はほぼすることなかったが、ぶらぶら歩き回って楽しんだ。
夜も明那とまゆゆとふざけ合いながら大浴場に入ったし、布団でたくさん話しこんだ。
そうしていたらいつの間にか寝てたみたいで翌朝になっていた。
今日はクラスで見て回る日。
寺社仏閣や、博物館。そんなところを巡った。話を聞いてメモを取る。
人一倍メモを取った。余計なこと考えないように。
次の日。今日は帰る日。
朝から準備してバスに乗り込む。
まだ修学旅行続け〜なんて先生に抗議してるひとがいるが(自分もだが。)、そんなことできない。
バスは出発した。
俺らが帰る場所へ。
明那とまゆゆとふざけあいながら時間を潰した。
着いた。
兄はいないだろうか…?来てくれていたり、帰りなのだ。少しぐらい…そう思い、最後まで残っていた。
来なかった。
また期待してる。諦めたのに。期待したって傷つくだけだって諦めたはずなのにな。
明那とまゆゆにお別れを言い、帰路につく。
少し歩き出したところで声がかけられた。
「湊、おかえりなさい。迎えに来るの遅れてしまいました…」
刀也とどっちが迎えに行くか争ってて…と言っているハヤト兄に思わず涙がこぼれてしまった。
「え…!?湊?どうしたんですか…?まさか…怪我!?どこを怪我…」
「ちゃうよ〜。怪我しとらんから安心してや。その、来てくれて嬉しかっただけや。」
そういうと、ハヤト兄は申し訳ないような顔してぎゅってしてくれた。
周りには誰もいないからか、恥ずかしげもなく泣いてしまった。
でも、少しぐらいいいか。これまで我慢したのだから。
寂しくても妬ましくても我慢して、自分を偽ってたのだから。
でも、羨ましいなんて思ってるなんて知られたくない。だから、行きに少し寂しくなったことにした。
中3にもなってこんな理由はみっともないかもしれないが、いいだろう。
俺には反抗期なんてもの来ていないからな。
ハヤト兄の車に荷物を詰め込み帰った。
「ただいま〜!」
と元気に玄関から叫んだ。
すると奥の部屋からドタドタと騒がしい音がし始めた。
角から走ってきたのは晴で、なぜかないていた。
「…み、あとにッ…みあとにぃぃぃぃぃ(泣)!!!うわぁぁぁぁん!!なんえいなかったのッッはう、さみしッかったんだよッ!?」
と泣き叫びながら?タックルまがいのことをされぶへっとなっさけない声がでた。
「いつも隣の部屋いるのに!!なんでぇ!!声、かけてくれなかったの!?はう…はるが熱だしたからっ!?…ごめッごめんなさい!!やだぁッどこもいかないでよぉぉぉぉ…ねぇみあとにぃ…(泣)」
「……晴のせいちゃうよ〜。熱はしゃーないもんな。もっと早く言っとくべきやったんや。」
そうだ。晴は、晴はずっと俺のそばをついて回ってた。しつこいぐらいに。
俺が中学に入る頃からずっと家帰るの遅いからそこまで見かけなくなったのだ。
「ヒック、あのね、晴ね!みなとにぃと遊びたい!!お話したいの!!だめ…?たくさんお話しよぅよ…?」
俺に抱きつき、泣きながら訴えてくる晴。とても可愛い。
俺はこんな可愛い弟に嫉妬してたのか。
「ええよ。たっくさんお話しよか!!」
「ん…うん!!お話する!!」
そういいながら俺の手を掴んでグイグイと引っ張る。その力に抵抗することなく進んでいけば、晴はとっても可愛い笑顔で大好きと言ってくれた。
こんな可愛い弟の兄になれて…よかった!!!
と、!超絶不穏全フリしよと思ったんですけどやっぱ仲直りしてくれってなっちゃって…
完全に嫌っちゃっててって感じだったんですけど、やっぱ…ね。
では、また次作品で!!
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