TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

月が高く昇った夜、廃墟となった高層ビルから街を眺めている集団がいた。

全員真っ白な軍服らしきものを着ており、先頭の男を中心に扇状に十数名が連なっている。

「隊長」

マントを身に着けた人物に、一人の男が声をかけた。

よく見ると、先頭の隊長と呼ばれた男以外はマントがない事がわかる。

「帝都の東域、中流々(なかるがるが)で悪魔(デビル)が発生。死者、怪我人共に多数出ております」

「そうか」と、隊長は答えると、月の光に照らされた顔をはるか彼方へ向けた。

「あいつが…また」

その顔は、怒りに満ちていた。

「隊長…」

別の隊員が心配そうに声をかける。

「大丈夫だ」、と答える代わりに、彼は剣を引き抜いた。

剣は鈍く輝き、長年にわたり鍛えられたことが分かる。

「俺は絶対、アイツを、…アスモデウスを、断罪する。…天使宮大天使第三部隊、このラファエルに続け!!」

「「「はい!!!」」」

鳥が、一斉に羽ばたいた。

眠らない世界におやすみを告げる

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

101

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚