ガタンゴトンガタンゴトン…
通学路に響き渡る電車の音
こんな雑音の中死んだら気付かれないだろうな
こんなことを毎日考えてしまう。
私って馬鹿みたい。
死にたいってそんな軽々しく言えるなんて
生きてる価値ないと思ってしまう
「はぁ」
ため息を着くと私はまた歩き出す。
今日が始まってるんだから
気を引き締めなきゃね。
変な音が響く
「ヤバwwwwww」
「写メ撮ろ~ wwwwww」
「バズるかな~wwwwww」
みんなの声はこれしか無かった
そんな。人の気持ちも考えなよ。
まぁ綺麗事吐いたって誰にも気付かれないから
そっと見るだけ。
本当に私
馬鹿だな。
こんなの無視して学校に行こう。
───学校にて───
ガラガラ
「おはようございます」
(あれ、みんな聞こえてないのかな?)
「おはようございます!!!!」
なんで?と考えてたら
親友のらなチャンが来た
「あ、おはよ!!」
私が声をかけても無視
「らな…おはよ…」
元気がなさそうな様子の幼馴染が声をかけると
「…おはよ…」
らなちゃんも元気がない返事をする
不思議だなぁ.
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