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それから

僕はSNSでバズっていって有名になった。

それをKAITOに教えた

「KAITO、僕達の歌が有名になったんだよ 」

『本当かい?とても嬉しいことだよ』

「KAITOは自分の歌がいろんな人に聞いてもらえるの嬉しい?」

『マスターは?マスターが嬉しいならいいな』

KAITOとは前とは違う関係性になった。

最初の頃は上下関係に似たような感じだったが、今は心許せる友達になった。

他愛もない話で笑ってくれる。

「KAITO、僕出かけてくるね」

『うん。行ってらっしゃいマスター』

そう言って手を振ってくれたKAITOの前で僕は急に倒れてしまった。

『マスター?マスター!!!』



気づいたら僕は病院のベッドで寝ていた。

「……?」

そうだ。僕は倒れたんだ。母が一緒に病院に付き添って行ってくれたらしいが見当たらない。

立ち上がって廊下に出ると母のすすり泣く声が聞こえた。

「息子さんは……永くはないでしょう」

医師が言った言葉の意味をすぐに理解した。

僕は死ぬんだと。

かなり重い病気だったことに気づかなかった。

確かに倒れる前、頭が痛かったことがあったことを思い出す。病名知るのは何故か嫌だったのでどこが病に犯されてるのか知りたくて聞く。

「あなたの場合は、脳です。頭が痛くなることはありましたか?」

……あの時からなのかと思い出す。

医師からは治療するか、そのまま死を迎えるか選ばせてくれた。

僕は治療を選んだ。

KAITOは流石に病室に置いておけないから家でお留守番だ。



抗生剤の影響で目が見えなくなっていた。

その状態で一時退院して久しぶりにKAITOの声を聞く。

初めてからさよならまで

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