お互い見つめ合ったまま
動かない、
同じ空間で
時間だけが過ぎていく、
一緒にいるだけで
安心する、
会話がなくても
目黒くんの顔を見てれば
心配なんてしない、
目黒くんもこう思っててくれたら
私は充分、
だけど私は欲張りだから、
それだけで
満足したくない、
時刻は深夜の2時、
ひとつの部屋に男女が二人、
これで何もないことある?
前の私なら
すぐに襲ってたな笑
でも今はそうじゃない、
目黒くんの幸せを
考えなくちゃ、
だけど
私の心拍数は上がっていくばかり、
このままいれば
なにかあるんじゃないか
って期待してる、
また涙が出てきそう、
それを堪えながら
下を向く、
すると、
暖かい大きな手が
私の頬を包み込み
指先が
唇に触れた、
「ギュってして、いい?」
私はそっと
目を合わせた、
コメント
4件
うおぉ!阿部ちゃんのセリフ… めめあべ( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
しっかりと言うんだよ!