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初コメ、時差失礼します! こういう系好きです💗✨
「あ、505。」
黒髪の男を見つけて、白髪の男は駆け寄った。いつもは馴れ馴れしく喋ってくる303が、今日はなんだかよそよそしい気がした。
「ん、やっほー。」
とりあえず言葉を返してみる。だけど返事をしたあとに始まったのは沈黙。
「何してたの、505。もしかしてサボり?」
「お前と違って俺は真面目に働いてるからな」
「ふっふっふ、そうだね。」
他愛ない会話。何度かしたことがある会話。でも303はまだよそよそしい。
「なんかあったか?」
「…え?」
きょとん、と顔をこちらに向けてきた。
「…何かあったならいつでも側にいるからな」
我ながら恥ずかしい事を言ったと思うが、こうでも言わないと
こいつは中々素直になってくれないからな。
「ぷっ、あははは。ジリって優しいよね。」
「急に名前で呼ぶなよ…」
「ごめんごめん、安心しちゃったからかなあ。」
にこにこ、と笑う彼の顔が、いつも通り美しいと感じた。
あの日天使と勘違いした俺の目は、間違ってなかったらしい。