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ジェネ「おいおいマジかよ……っつーか、わざわざ俺連れていく必要あったか?」

やって来た先は人間界。冬乃にとっては見慣れた町だ。

冬乃「いやーちょっと人間界慣れしてる人連れていきたくて……ほら帰る時とか」

ジェネ「まあ帰る方法は知ってるが……下手すると俺職質されて1発アウトなんだが」

冬乃「まあ服はコスプレで通せますって!……あれ?自衛隊はまだ続けてるんですか?」

ジェネ「いや。」

冬乃「えっ?じゃあ服は……」

ジェネ「……脱柵」

自衛隊において無断で逃げ出すこと――脱柵は大罪であり、実家はもちろん知人の家から何から徹底的に捜索され、見つかれば引き戻されて、捜索にかかった費用を請求されるとかなんとか。

冬乃「あー……早めに帰りましょうか」

ジェネ「……っていうか、何で人間界に? 」

冬乃「あっ!そうでした!実は私、ゆっくりを名乗る子を保護してたんですけど……」

そんなことを話していると、後ろから子供の声がする。

?「いたぞ!冬乃!」

?「冬乃ちゃん!よかった……!」

子供が4人、冬乃に駆け寄ってくる。

冬乃「ごめんね本当!ああ……身寄りの無い子を一人に……」

?「あれ?その人は?」

冬乃「あー……えっと……」

冬乃は周りを見る。しかし、どう考えてもゆっくりのことを話していいような環境ではない。

冬乃「あー……ちょっと一旦家帰ろっか。そこで話すよ。」

ジェネ「ジェネラルだ。訳あって人間界に連れてこられている。」

冬乃「そんな嫌そうな……」

ジェネ「……っていうか……冬乃お前子供置き去りって……」

冬乃「しょうがないじゃないですか!立派な育児放棄だってことぐらい分かってますよ!気付いたら洞窟の中だったんですよ!?生きてるだけで奇跡ですからね!?」

?「えっ冬乃さんこっちの世界来たんですか!?」

冬乃「うん。実はそうなんだよね。……それでね、みんなでさ、向こうの世界行こうと思ってて。向こうの世界でならもう医者出来る気がするんだけど。あっ!それで私達の仲間にしちゃうってどうですか?それなら依頼こなして自分で稼げるし、いざとなれば誰か面倒見てくれますし!」

?「えっ!?」

冬乃「さ、準備準備!今日中には出るから!みんなカバン持ってきて!いやー良かったよ本当。いろんな保護を国から貰ったりバイトしたり色々したけどこの子達が中学上がる時にうち破産するだろって思ってた矢先にこれ……!本当ありがたすぎですよ!さて、私も準備して来ますね!」

ジェネ「はいはい」

ジェネ「この辺だと……あそこだな」

そう呟いたジェネラルに連れていかれたのはとある人気のない神社。すっかり日が暮れて辺りは暗く、不気味な雰囲気が漂っている。

ジェネ「この森を奥まで進んだら、多分ゆっくりの世界に繋がってるはずだ。」

?「俺これ聞いたことある!」

ジェネ「……まあ、怪談のネタになっててもおかしくねえか。」

ジェネラルの言う通り、森を抜けると見慣れた大きな建物が見えた。中に入っていく。

冬乃「ここだよ。さて、荷物置いてて!剣豪さーん!私が人間界に置いてきたゆっくりの子達なんですけど……」

冬乃がそう言って奥へ消えていくと、4人は重いカバンを置いた。冬乃とジェネラルは奥へ消えていった。

?「ふぅ……あ、髪色戻すね!」

髪の短い女の子が手を前につき出すと、黒だった4人の髪色が、徐々に変わっていく。

?「OK!」

雷神「巫女!?あんた無事だったの!?」

風神が驚いた様子で髪の長い女の子に言う。

巫女「ふぇ!?雷神様!?……はい。人間界に迷い込んでしまって……」

雷神「風ちゃーん!巫女帰ってきたよ!」

風神「えっ!?」

奥から風神の声がする。やがて風神が奥から姿を見せ、巫女を抱き締める。

風神「良かったよ……無事で……」

巫女「私のせいでご迷惑を……」

風神「良いの。」

そこに、魔法少女が姿を見せる。

魔法少女「おっ、冬乃が言ってたのは君たちのことね!どうぞこっち座って!ほら風神さん、そろそろ離してあげなよ!」

魔法少女「まあ、まず自己紹介と行こうか!」

盗賊「俺盗賊!」

青い髪の猫耳の男の子が真っ先に答える。

魔法少女「盗賊君だね!……そういえばここ、こういう系統の人いないかも……」

盗賊「そうなの!?」

魔法少女「……うん。いないね。皆ド派手に戦うから……(剣で地面割ったりマシンガンぶっぱなしたり…)それで、じゃあそっちの子は?」

魔法使い「魔法使いです!」

ピンクの髪の女の子がそういうと、魔法少女が反応する。

魔法少女「おっもしかして魔法メイン?仲間だー!おっと、それで、そっちは?」

狩人「俺は狩人です」

深緑の髪の男の子が、落ち着いた調子で答える。

魔法少女「狩人君……弓とか使えたりするのかな?」

狩人「……まあ……」

魔法少女「おおーカッコいいじゃん!スナイパーはいるのといないのとじゃ全然違うからね……あ、それでそっちが巫女ちゃんだね?」

巫女「はい!」

魔法少女「っていうかあの神社巫女いたんだね……もうそこからびっくりだよ……さて、じゃあここ案内するよ!こっちおいで!」

そう言って魔法少女が外に出ようとした時。剣豪と冬乃、そしてジェネラルが扉を開け、魔法少女はぶつかりそうになった。

魔法少女「おっと……ごめん剣豪さん」

剣豪「おっと悪ぃ……あ、そいつらか?」

剣豪がそう尋ねると、4人は頷く。

剣豪「ふーん……お前らさ、俺らと戦おうぜ」

冬乃「はぁ!?」

声を上げたのは冬乃だ。

冬乃「ちょっと待って下さいよ!まだ子供ですよ!?まさかハンデもなく一方的に潰そうって言うんですか!?」

剣豪「んな訳あるかよ……もちろんこっちは……あー……3人か?」

剣豪が魔法少女の方を見ながら言う。

冬乃「大人気ないですよ十分!」

盗賊「まあ良いぜ?人数差があれば十分ってとこだろ?」

ここで盗賊が声を張る。

冬乃「盗賊君マジでそれ死ぬやつだよ!?めっちゃフラグだよ!?」

雷神「おっ良いじゃん!じゃあ私は風ちゃんと冬乃と観戦してるよ!そっち3人でどうぞ!」

そこに雷神も顔を出し、話はまとまっていく。

冬乃「(はわわ……私が大事に育ててきた子達が……)」

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