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『1分間の冒険』
1分間って短いのかもしれないけれど、結局よくわからなかった。今日は授業で、時計を見ずに1分たったと思ったらペアで(うちは3人で)座るということをやった。1回目は黙って見つめ合う1分。2回目はおしゃべりをしながらの1分。1回目の方は短かったけど長かった。1分経った時、私の中ではまだ43秒だった。私は1分の間、相手の目を見ながら心の中で数を数えていた。相手の目をじっと見つめるというのはたいそう気まずい。その相手が初対面もしくは数回あった程度の先輩であるならば、そして私が根っからの人見知りであるのならなおさらである。この1分はとても長く感じた。だが、1分経った時点でまだ40秒しか経ってないと思っていたのなら本当は短く感じていたということだろうか? 2回目のおしゃべりの方は、3人組であったことも関係しているかもしれないが、確かに短く感じた。そもそも、こちらは話しながら1分を過ごしたので心の中で数を数えることが出来なかった。話さねば、聞かねば、と気を張っていた為とてもそんな余裕はない。加えて、途中からは結構楽しく話を聞いていた為、時間のことなどあまり考えていなかった。マカロンもカフェも羨ましい。話を戻して60秒を単純に3人で割れば1人20秒。短いのだから、1分を短く感じるのは当然な気がする。確かに短かったが、その時間が『1分より』短く感じたのかどうかは、私自身わからない。余談だが、同じ講義を取っていた同級生と、今日、私は初めて一緒に登校した。その際、人一倍人見知りな私は不安と緊張でガクブルだった。彼女を待つ駅での数分間、そして彼女との話が弾むまでの数十秒は死ぬほど長く感じた。あ、パセリであぶれた数分間もなかなかに長かった。