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あの曲知ってます!! 自分も星喰兄弟の事を思い出して最初聴いた時「うわ~~~!!」ってなりましたもん! 次も楽しみに待ってます♪
あの夏が飽和するって曲いいですよね! 確かに星喰とめっちゃ合ってるな
こんばんは…!
第1話♡807ありがとうございます…!
ではどうぞ…!
S「……(またね…か、…あと、何回言えるんだろうな…)」
左手くんと右手くんが来るのを待ちながら、僕は考えていた
不思議と怖くはなかった、それは“自分の命が短いことを知っていた“から…
でも、僕はこれ以上考えるのをやめた
なぜか、先のことを考えると、胸が苦しくなるから
泣いてしまいそうだったから…
M「千ト…!!」
S「右手くん…!左手くんも…!」
M「…よかった…体調は大丈夫ですか…?」
S「うん…!大丈夫だよ…!」
Y「そりゃよかった、」
左手くんはニコッと笑ってくれたが、右手くんはいまだに心配そうな顔をしたままだった
S「…あのね、2人に話があるんだ、」
M「…話…とは?」
S「自分の命が短いの、もう知ってたんだ…」
M Y「え…?\は…?」
S「半年前に、病院に行ったでしょ?あの時先生に呼ばれてその時に言われたんだ、」
半年前
先「千トさん…あなたの残りの寿命は、残り3年です…」
S「……え?」
先「…あなたの脳と体がもう限界に近いんです…」
S「……(そっか…僕…読心を使ってるから…)」
先「…確か、今日はお友達と一緒に来たんですよね?」
S「はい、」
先「…ご報告…されますか?」
S「…(もし言ったら…僕はもう2人の役に立てなくなるかもしれない…)」
先「…千トさん?」
S「…いえ、言わなくて大丈夫です、」
先「…そう、ですか、」
S「…3年、ですよね?」
先「はい、」
S「……(まだ、読心は使える…)わかりました…ありがとうございました、」
M「……!(寿命が…2年も縮んで…)」
S「右手くん、僕の残りの寿命…残り1年くらいでしょ?」
M「…千ト…今、読心を……」
S「そんなことしないよ、?2人の心は読まない約束だからね…」
Y「…そうか……」
M「…なぜ…言ってくれなかったのですか…!」
S「……言っちゃったら、僕がもう2人の役に立てないからだよ、」
M Y「…!?」
S「聞いてたんだ…右手くんと左手くんが、僕を“利用“してたこと、」
M Y「っ…\……」
S「でも、僕はそれでも2人と一緒に居られるなら、それでもいいと思った、」
僕は2人に向かってニコッと笑う
S「でも…もう読心が使えないなんて言ったら、一緒に居れないと思ったからずっと秘密にしてたんだ…」
M「……せん…と、」
Y「…(なんだ…“あの日“の夜のこと…聞かれてたんだ…)」
S「でも、僕はこれからも読心を使うよ、一緒にいたいから、それなら右手くんも左手くんもいいよn……」
突然、右手くんが僕に抱きついてきた
S「め、右手くん…?」
M「これ以上…読心を使わないでください…」
右手くんの声はかすかに震えていた、
M「……今まで…すみませんでした…私は…千トの異能に頼りすぎていた…」
S「……」
M「確かに…私は千トのことを利用していました…ですが…寿命を削るとは思いませんでした…」
S「右手、くん…」
Y「…俺も…悪かった…千トのこと…大事にしてやれなかった…」
S「左手くんまで…」
Y「……俺も…もう千トに読心は使ってほしくねぇ…」
S「……一緒に、いてもいいの…?」
M Y「もちろんです…\だ…」
その言葉を聞いた瞬間、僕の目からは大粒の涙がこぼれた
S「…ほんとっ…?僕…いてもいいの…?」
Y「あぁ……」
M「私たちは3人で‘ナイトアウル‘…でしょう…?」
S「……!うん…!」
気づいたら、僕たちはみんな泣いていた
僕は2人が僕のために泣いてくれていて、とても嬉しかった…
Y「…なんか、久しぶりに泣いたわ…」
M「…そうですね…」
Y「千ト、早く退院して楽しいこといっぱいしようぜ…?」
S「…ふふ、事件以来が終わって時間があったらね…?」
M「…そうですね…では千ト、“また明日“、」
Y「“またな“、千ト」
S「うん、“また明日“ね、左手くん、右手くん」
右手くんと左手くんが出ていくのを僕は見送った
S「……」
今の季節は4月、ちょうど1年後は僕の誕生日だ、
S「その時まで…生きられたらいいな、」
外に咲いている桜の木を見ながら僕は言った、
S「…右手くんの左手くんの誕生日も…ちゃんとお祝いしてあげなきゃ、」
僕はこの1年間、大切にして生きていけたらいいなと思った……
ここまで見てくださりありがとうございました…!
『あの夏が飽和する』この曲を聴いたらなんだか星喰兄弟を浮かべてしまった…
(※2番の「結局僕ら誰にも愛されたことなど無かったんだ」の部分)
皆様も聴いてみてください♪
では、また次の物語でお会いしましょう…!