⚠️注意⚠️
・モブが存在します
・コネシマさん=kn’ きんときさん=kn
・方言ボロボロ…
スマイル視点
伸びをしながら城門を潜る今日は久しぶりに休みを貰ったので街まで降りてきた
すれ違う国民達に挨拶を交わしながら街をブラブラしていた本屋に行ったり、小さな喫茶店でコーヒーを飲んだりして、休みを満喫していた
しばらくすると、何処からか視線を感じた背中がひやひやするような冷たい視線どこへ行ってもそれは変わらないままで、気分も悪くなってきた
とりあえず落ち着こうと思い、城の裏にある草原に寝転がり深呼吸をしてみるしばらく寝っ転がり、気を落ち着かせていると、突然視界の下半分が白い物で奪われたと思いきや、強い眠気に襲われた
Nakamu視点
トントントントントントントントン……
夕食の時間になっても帰って来ないスマイルに痺れを切らせた皆が人差し指を机にリズムよく打ちつけている
〜25分後〜
kn「流石に遅すぎない?」
きんときがスマホの時計を見て呟く
sha「何かあったのか?」
na「念の為、きんときはスマイルの部屋、 Broooockは図書館、俺とシャークんは街 を探してみよ」
kr「俺は?」
na「スマイルのGPS見ておいて」
kr「おけ」
全員でスマイルを探すことになり、俺とシャークんはすっかり暗くなった街を出歩く
br「図書館いなーい」
kn「自室にも居なかった」
しばらくして2人からの”居なかったという”報告が
kr「スマイルのGPS、スマホとインカム両方 とも城の裏の草原でずっと止まってるか らそこで寝てんじゃね?」
na「なんだよぉ〜」
sha「ビンタしたろ」
kn「なぁ…」
きんときが俺らの会話を断ち切り、何かを言おうとしている
na「何?きんとき?」
kn「その草原着いたんだけど、スマイル何処 にも居ないよ……?」
kr「え?でもGPSはそこで止まってるんだけ ど……」
kn「でね、聞いて?」
na「うん」
kn「スマイルのスマホとかインカムとか小型 ナイフとかだけがここに置いてあって、 その荷物の近くに紙が落ちてたの」
kn「で、その紙に
“ いただいていく ”
って、書いてあったんだけど……」
br「それって…」
sha「攫われたってことか?」
スマイル視点
目を開けると、俺の全く知らない部屋眠る前の記憶からして恐く捕まったのだろうか首には金属製の首輪、手には手錠、足には足錠、これは確実に捕まった
今は部屋のベッドに寝かされている状態部屋の天井には落ちてきたらひとたまりもなさそうな大きさのシャンデリアがぶら下がっており、部屋の床には細かい模様がびっしりとえがかれたカーペットどうやらこの部屋の持ち主は結構な金持ちのようだ
ていうか攫った人間をこんな高そうなベッドに寝かせるか?普通なら拷問部屋とか空き部屋とかだろ
そんな事を考えているとガチャっと部屋のドアが開く
??「やぁ、起きたんだね」
扉から入ってきたのは太っていて、金で出来たスーツを来てる男の人が入ってきたその人が葉巻タバコを吸っているので部屋の空気が一気に苦しくなった
sm「ゴホッゴホッ……」
富豪「あぁ、すまんね。君の身体に良くない ね、やめるよ」
俺が咳込むとそいつはタバコを近くの灰皿に捨てた捕らえたやつになぜ気を遣うのか
sm「お前、何者だ?」
富豪「ん?君には必要ない事さ。白尾国幹部 のスマイル君」
sm「なぜ捕らえた者に気を遣う?」
富豪「いや〜、たまたま白尾国を観光してい たら君を見つけてね。君、顔も綺麗だ し細身で手足も長い。しかも紫色の瞳」
sm「だからなんだ」
富豪「君、結構高値で売れると思うんだ」
sm「なっ!?」
富豪「という事で、プロフィール用の写真を 撮ろう。こっちへおいで」
そう言ってそいつは足錠だけ外し、俺の首元に付いていた首輪に鎖を付けて引っ張り出した手錠をされているため、ろくに抵抗する事にも出来ず、俺はそいつのされるがままになった
きんとき視点
スマイルが攫われてから5日目、NakamuとBroooockは何かあったらどうしようと4日前から泣きべそをかいている
インカムもスマホもここにあるため、位置情報もない
とりあえず、最近怪しいところや、違法行為をしている国を片っ端から片付けている今日で4ヵ国目←
片付けても片付けてもそこにはスマイルはおらず、みんなも疲れてきているのか、戦争中意識が無いんじゃないかってぐらい目が死んでる
スマイルの身に何も無ければいいんだけど…
トントン視点
TV「続いてのニュースです。今日、白尾国が Y国に戦争をかけ、滅ぼしました。白尾国は今日含め四日連続に渡る戦争となり、全て勝利を収めています。突然に起こったこの行為にどのような意思があるのか、捜索を進める国も多くあるようです。___ ___ ______ _」
kn’「なんや、ワイテさん暴れてるな」
shp「一日一国……」
sho「グルッペン化しとるw」
os「4日ならまだ大丈夫やろ」
tn「グルッペンは2ヶ月…」
ci「あら〜……」
〜一週間後〜
TV「続いてのニュースです。今日も、白尾国 が……_____ ___ ____ 」
gr「またこのニュースか…」
ci「この調子だといつグルッペン化してもお かしないなぁ」
shp「何かあったんですかね」
10日以上も流れている同じニュースに心配の声が挙がる
tn「おーい、お前らー、午後の外交の準備す んぞー」
空気が暗くなって来てたんで話題を変える会議室に移動し、外交の段取りとかの再確認をする
〜会議室にて〜
tn「これより〜、Q国との外交について、再 確認を始める」
tn「まず、グルッペン、オスマン、俺で外交 をする。護衛はゾム、ショッピ。で、な んか会った時の為に、鬱ロボは情報管理 室居っといて」
ut「あいよー」rb「はーい」
tn「で、総統が悪趣味で内臓とか眼球とか飾 ってあるらしいので、具合い悪くなったら すぐ言って」
tn「外交内容は、向こうもかなりの大国なん で、まぁ、オスマンの察知で同盟を組む か組まないかを決める」
tn「総統、何か意見は?」
gr「特に無い、それで行こう」
tn「ではこれにて、Q国との外交の再確認を 終了する」
全員-tn「はい/はーい」
伸びをしながら席を立つ奴、しばらく渡した資料を眺める奴、窓から飛び降りて速攻訓練場に行く奴、
tn「書類終わってない奴今すぐやれよ〜」
「・・・」
誰からも反応はない。
スマイル視点
富豪「では、お頼みします」
照明器具などが大量にある部屋に引き渡されるそこからは髪型を整えられたり、化粧をされたりと、色んな人に触られた最後に紫色の首輪を付けられ、移動させられた
また別の人に渡され、今度はステージに連れて行かれる
ふと前を見れば大勢の人達、じーっと俺の事を見ている
司会「続いての商品はNO.16、スマイル!」
司会「はじめは10万から!」
「60万!!」
「200万!!」
「800万!!」
「1000万!!」
「4000万!!」
司会「おっと!4000万で落札か!?」
あぁ、買われる…
司会「これは!4000万d
「「2億!!!!」」
!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
司会「な、なんと!!2億円で落札〜〜!!!!」
……俺、2億で買われたの?
〜時は戻り〜
トントン視点
Q国総統「いかがでしょう?私の自慢のコレ クションは」
gr「とても素晴らしく思えます」
Q国に着き、同盟も結び、今は城内を色々案内してもらっていると分厚いドアの前まで連れてこられる
Q国総統「ここが他国の方々にも人気がある オークション会場です」
「_____ ___ _!」
「__ ____!」
「______ __ __ ___ ___ _!」
大声が飛び交う人間を商品とした会場俺らは特に興味もなく、Q国の総統が自慢げに頷いてるだけ
ぼーっとしていると、聞き慣れた名前が耳に入る
司会「続いての商品はNO.16、スマイル!」
shp「グルッペンさん!あれ!」
zm「ワイテルズのとこのスマイルさんや!」
tn「ワイテさんが最近暴れとったのってスマ イルさん探してたんとちゃうか?」
グルッペンが近くのフロントから急いで番号を貰ってきて叫ぶ
gr「「2億!!!!」」
留守番組『ナイス!!!!』
インカムから皆の声が聞こえるどうやら監視カメラをハッキングしてこの様子を見ていたようだ
tn『おーい、聞こえるかー』
rb『聞こえとるよ』
tn『という事で、誰か金庫室から2億持ってき て』
rb『参加料はええの?』
tn『グルッペンの財布。』
rb『なるほど……』
Q国総統「あの〜…」
留守番組と通話をしていると、Q国の総統が話しかけて来た
gr「申し訳ない、素晴らしいものを見つけて しまって、参加料はちゃんと払わせてい ただく」
Q国総統「いえいえ、構いませんぞ。では商 品受け取り所までご案内します」
受け取り所まで案内されたのでチーノとコネシマに急遽持ってきてもらった2億円を、お金持ちそうな富豪に渡す恐くコイツがスマイルさんを売った張本人だろうコネシマが鬱先生に預かってきよった小型のGPSをソイツに忍ばせる
富豪「丁度2億円、確かに頂きましたぞ」
スマイルさんは首元に首輪を付けられていて、そこからリードが伸びており、その持ち手の部分をスタッフから渡された
sm「あの……」
kn’「久しぶりやな!スマイルさん!!」
shp「しっ!コネシマさんうるさい!」
流石ショッピ君、ようわかっとる
Q国総統「ではこのままお帰りになられます か?」
gr「すみませんが、そうさせていただく」
門の前に大型の馬車を用意してもらい、それに乗って国へと帰る
tn「大丈夫か?」
sm「はい。でもどうしてこんな所にいらして いたんですか?」
os「たまたまやで〜」
sm「たまたま……?」
kn’「今日ここと外交やってん」
tn「せやから ほんまに たまたま」
kn’「苦しそうやな、それ取ったろか」
そう言ってコネシマはスマイルさんが着けとる首輪を指さした
gr「良いのか?Nakamu達に取ってもらった 方が…」
sm「でも、俺がこんなの着けて出歩いたら… 我々ださんに悪い評判が……」
kn’「別に構わへんけど…」
shp「スマイルさんが気になるんやったらト ントンさんがマフラー貸したらええや ん」
zm「ショッピ…お前天才か……!?」
shp「ふん、やっと気づいたか」
俺のマフラーを貸すという結論に至ったので自分の首からマフラーを取り、スマイルさんの首に巻く
kn’「ええやん」
rb『あー、聞こえるか?』
耳元のインカムから聞き慣れた声が聞こえる
gr『あぁ、聞こえている』
rb『一応ワイテルズには明日こっちに来るよ うに連絡入れて置いた』
rbr『まぁ、詳しい事は後で説明するからはよ 帰ってきて』
gr「ん、了解した」
〜我々国にて〜
rb「明日ワイテルズが来るのは2時頃で全員 で来るみたいやで。で、ワイテルズにはこっちに来るようにとしか行ってへんからまさかずっと探しとったスマイルさんがここに居るとは思ってへんで」
kn’「ドッキリやん」
rb「そうそう、じゃあ、そういうことで」
kn’「今日スマイルさんは泊まって行くん?」
rb「そうするしかないでしょう」
ht「空き部屋?それとも誰かの部屋?」
sn「俺の部屋おいでよ」
全-sm.sn「却下。」
kn’「スマイルさんに選んでもらったらええや ん」
tn「どこがええ?スマイルさん?」
shp「しーっ」
全-shp.sm「あ、」
俺らがちょっと話している間にスマイルさんはショッピ君の肩に体を預けて眠っていた完全にお疲れですね
ci「これはショッピという事でいいので は?」
tn「せやな、ショッピ君、寝かせて来てくれ る?」
shp「分かりました」
そう言うと、ショッピはスマイルさんを横抱きにして自室へと向かって行った
スマイル視点
〜翌日〜
目が覚めると、目の前にショッピさんの顔があった。めっちゃびっくりしてベッドから落ちそうになった近くの時計を見ると午前2時、真夜中だ眠気も無いのでベッドから体を起こす今日はメンバーが迎えに来てくれる日まぁ、向こうは迎えに来るつもりは無いんだろうけど
ベッドから起きて昨日のうちに洗濯してもらったスーツに着替え、ショッピさんの部屋を出る
何となく城内をウロウロしていると、ドアの隙間から明かりが差し込んでいる部屋を見つけた
ゆっくりとドアを開けながら部屋に入ってみると、そこには机に伏せて眠っているロボロさんの姿がどうやら夜間監視だったようだ
ロボロさんをそっと持ち上げ、近くにあった簡易ベッドに寝かせて、自分はパソコンの前に座る助けてもらったんだから、これぐらいはしないと…
時は流れて朝の6時
監視カメラの映像を見ながら机の上に積まれていた書類を勝手にこなしていると後ろからベッドが軋む音が聞こえた
rb「んん……ん?」
sm「あ、おはようございます」
rb「え?…俺、寝てた……?」
sm「はい、お疲れでしたね」
rb「え、もしかしてずっとカメラ見ててくれ たん?」
sm「まぁ、それなりには…」
rb「え…ごめぇん」
トントン視点
食堂に全員集まり、今は朝食を食べている
rb「ほんで明け方カメラ見ながら書類も片付 けてくれてん」
shp「大先生より有能じゃないですか」
ut「クソ…否定が出来ない……」
tn「自覚はあるんや」
ci「2時までまだ時間あるし遊びましょ、スマ イルさん」
しれっと話題を変えるチーノお前もうちょっと大先生に興味持ったれや
zm「内ゲバしよや!」
sm「え…構いませんけど、勝負にならないで すよ…最弱ですし……」
tn「おい、模擬戦程度にしとき。スマイルさ んに怪我させるなよ」
ci「俺らの物ちゃうで、ワイテルズの物やか ら」
おいチーノ、今スマイルさんの事物で例えたか?
shp「そうそう、それに怪我をする=医務室 に行くって事ですからね」
そうやった、医務室には神がいるんやった……
そして模擬戦をして楽しんだり、一緒にお茶を飲んで楽しんだり、脅かしてスマイルさんの奇声を楽しんだりしてあっという間に予定時刻の2時になった
em「こちらへどうぞ」
na「ありがとうございます」
gr「おぉ、待っていたゾ」
na「今日はどういったご用件で?」
gr「いやー、最近白尾国が暴れていたのをニュースで見かけてね、何があったの かと思って話がしたくて」
na「……実は…うちのスマイルがどこかの国 に攫われちゃったんです…情報系のスマイルが攫われちゃって何処の国かも分からなかったんで怪しい国を片っ端から片付けで行ったんですけど……見つからッ…なくてッ……」
泣きながら話してくれるNakamuさんそれを慰めるかのようにNakamuさんの背中を摩りながらどこか遠くを見つめるきんときさんNakamuさんに釣られて静かにに泣くBroooockさん怒りの感情から下を向き強く手を握るシャークんさんときりやんさん
そろそろええかな?
背後で手招きをする それを確認したスマイルさんは真っ直ぐこっちに向かって歩いてくるワイテルズは誰一人気付いていない
sm「……Nakamu」
na「…え?」
その一言にバッと上を見上げるNakamuさん達
その声の主の顔を見た瞬間抱き着くNakamuさん
これが感動の再開か……
na「バカ…!!!!俺達がどれだけ心配した と思ってるの!!何してんの?!」
sm「ふ、1週間以上居なかった奴に対しての 第一声がバカか……」
kr「だってそうだろ!怪しい国片付けてたの にめっちゃ信頼してる同盟国に居るんだ よ!?バカだろ!?」
sm「救ってもらった…」
na「え?」
sm「こんな俺を、2億で買ってくれた……」
そこからスマイルさんは自分がやられた事、俺達がやったことを全部話した。全部話し終わった頃にはスマイルさんの目にも涙が…
br「そう言えばなんでスマイルトントンさん のマフラーしてるの?」
いい質問!
sm「あ、そうだった」
スマイルさんはそう言うとするするっとマフラーをとる
WT-sm「え」
sm「自分にはちゃんと居場所があるんだか ら、外すならみんなに外してもらいたく て」
最初は困惑状態だったNakamuさん達だが、状況は理解したようでNakamuさんがゆっくりとスマイルさんの首輪に手を伸ばす
丁寧に首輪を外して一言……
na「……おかえり…スマイル」
sm「ただいま…」
それからは大先生が犯人に付けたGPSで国を特定し、ワイテルズが戦争を仕掛けて半日で片付けて来た
Nakamuがスマイルさんに2億円分こき使われてこいと言ってスマイルさんを貸してくれたため、まぁ、調子に乗った連中が好き勝手使って猫耳や幼児化、女装、添い寝(主に神)などを満足するまでやった
br「見てwこのスマイルめっちゃ顔赤いw」
na「我々ださんナイス過ぎw」
kr「てかお前って可愛いっていう部類に入る んだなw」
kn「ねw強いて言ってもかっこいい系かと思 ってたw」
sm「可愛くねぇし///!!!!」
sha「ツンデレだw」
sm「うるせぇ///!!!!」
神の目が光っているのは気のせいだろう……
END
コメント
7件
調子に乗ったからと言って猫耳、幼児化、女装、添い寝はエグいなw やっぱりスマさんはツンデレ(((((((((
ツンデレちゃんかわよいねぇ( ◜ω◝ )