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「ごめんね、華ちゃん」


彼女はふんっと、残っているビールを一気飲みして

「わかりました。信じます。あーあ。いいなー。私も優しくてイケメンな彼氏が欲しい」


そう言って立ち上がり

「お手洗い行ってくるので、しばらく二人でイチャイチャしててください」

個室の部屋を出ていった。


「瑞希くん。どうして私の会社、知ってたの?」


彼に話した覚えはなかった。


「葵のカバンから社員証が見えてた時があって。今日は驚かそうと思って。ごめんな」


瑞希くんが来てくれたことは嬉しかったから。


「でも、逆にごめんね。華ちゃんが話すってことはないと思うけど……」


「いいよ、気にしなくて。バレても仕方ないから。俺は葵がいてくれればそれでいい」


そんな甘いセリフ、言わないで。恥ずかしくなっちゃう。


「葵、もう顔が赤くなってる。ビール半分、飲んだだけじゃん?」


瑞希くんはそう言って私の頬を手のひらで包む。


「葵の後輩に会うなら、もっとちゃんとした服装にすれば良かった。これじゃあ、その辺の男と同じ……」


「同じなんかじゃない。瑞希くんが一番かっこ良いよ」


お酒のせいか、思ったことをすぐ口に出しちゃった。


彼はハハっと笑い

「葵からそんなこと言われると嬉しいな」

優しい顔をしている。


どうしよう、お店なのにキスしたい。


瑞希くんは、私の頬に軽くチュッとした。


「なんか、キスしたそうな顔してたから。続きは夜な?」


どうして彼は私の考えていることがわかるんだろう。

続きという言葉を聞いて、身体が反応しちゃう。


「失礼しまーす。イチャイチャ終わりましたか?」


華ちゃんが帰ってきた。

その後は普通にご飯を食べ、華ちゃんと別れることになった。


「じゃあ、先輩。明日またよろしくお願いします」


「うん、今日はありがとうね」


「流星さん、ご馳走様でした」


「いえいえ。またご飯食べに行こう。葵のこと、よろしく」


「任せてください」


私たちにビシッと敬礼をして、華ちゃんは駅へ向かった。


その日の夜ーー。


「あっ……」


帰ってきてシャワーを浴びたあと、先ほどの約束通り「続き」を瑞希くんから受けていた。


「んっ」


舌と舌が絡まり合う、深いキス。


「ふっ……。はぁ……。瑞希くん……。今日、迎えに来てくれて、嬉しかった」


彼とキスしながらそんなことを伝えた。


「喜んでもらえて良かった」


チュッ、チュッとリップ音が響く。


「はっ……」


「葵、どうする?明日、仕事だけど……」


明日は仕事。もうこのまま寝た方が良いことはわかってる。

だけど

「こんなんじゃ眠れないよ」

上にいる彼の肩に手を伸ばす。


「こんなんって?」


瑞希くんは私のショーツの中に手を入れ、指先で全体を掻き回す。


「あー。もうグショグショじゃん。キスだけで……」


彼の言葉を遮るかのように、キスをした。


「んっ」


私の不意打ちのキスに彼の吐息が漏れる。


「もっと気持ち良くなりたい?」


私は欲求のまま首を縦に振ってしまった。


「素直でよろしい」


彼はフッと笑い、私の服を脱がし始める。


お互い下着姿になり、布団の中で唇を重ねる。

下着のホックを外され、胸全体を舐められ、ピンクの突起へ舌が伸びる。


「あんっ!ァ……」


舐められているうちにショーツを脱がされ、指で下腹部を確認される。


「さっきよりもヤバい」


彼の指が溢れ出ている愛液を掻きまわす。


「はっ…。そんなに、ダメ……。イきそ……」


「イっていいよ」


「ダメ。あっ!はぁ、瑞希く……ん……」


「どうした?」


「お願い。挿れて」


彼の動きが止まった。


「可愛いなー、葵は」


ベッドの隣の引き出しから避妊具を出し、彼は私にキスをする。


「力抜いて」


「はっ、んん……」


キスをされているから見えないけれど、彼の身体が私の中に挿ってくるのがわかる。熱い。

ゆっくりと、ベッドが軋む音がする。

私は彼の背中に手を回した。


「はっ…。痛くない?」


「痛くない……。ん、あっ……。はぁ!」


「葵のナカ、すごく気持ち良いよ」


彼の言葉にキュンと身体も反応してしまう。


「いろんなことしたいけど……。イっちゃいそう……」


彼の腰の動きが激しくなり、彼がキスをして舌を絡めてくる。


「ん……。は……」


普段は聞けない彼の吐息に私の身体が反応する。


「瑞希くん。好き」


「俺も……」


彼の舌の動きが一瞬止まり、ギュっと彼を抱きしめる。


「葵の身体、ヤバすぎ」


彼が耳元でそう呟く。

あっ、イったばかりなのにまたキュンってなっちゃった。


私の身体、彼の言葉だけで反応するようになっちゃったのかな。

「ごめんな。明日仕事なのに」


「ううん。したいって言ったの私だから」


「ゆっくり寝れそう?」


「うん、瑞希くんの隣ならゆっくり寝れる」


ははっと瑞希くんは笑って

「嬉しい」

そう言ってくれた。


次の日、出勤すると

「先輩、昨日はご馳走様でした!びっくりしました。二人がそんな関係だったなんて。運命じゃないですか?三年前に会ってたんでしょ?まぁ、彼の仕事柄、いろいろ苦労すると思いますけど、私は応援しますよー!」


華ちゃんはいつもストレートに思ったことを伝えてくれる。


「うん、ありがとう」


スマホを見ると、マンションの管理会社から着信履歴があった。


昼休憩時にかけ直すと、当初より早く鍵の交換が終わりそうだという連絡だった。

良かった。

これで、安心できる。

でも、瑞希くんと一緒にいられないと思うと寂しいと思っちゃった。


その日の夜、帰ってきた瑞希くんに鍵のことを伝えた。


「えっ?そうなの?」


「うん。だから明後日にはマンションに戻れそう。本当にありがとう。お世話になりました」


深々と頭を下げた。


「あのさ。葵が良かったら、ずっとここにいて?帰ってきて、葵がいるとすごく嬉しい。一緒にいたい」


瑞希くんと目が合う。

そんな子犬のような可愛い顔しないで。決断が揺らいじゃう。


私だって本当は……。


「ありがとう。私も瑞希くんと一緒にいれたらって思うけど、引退するまでその辺はケジメだと思う。会えなくなるわけじゃないよ?もし良かったら、ご飯とかたまに作りに来るから……」


彼はしばらく無言だった。


「そうだよね。自分で決めたことだから。俺もたまに葵の家、行っていい?」


手を引かれ、瑞希くんの膝の上に座らされる。


「うん。もちろん」


彼はフッと笑って、私の頬にキスをしてくれた。


「今日は、帰るの遅くなっちゃったから、葵、先に寝て。明日も朝、早いだろ。明日は早く帰ってくるようにするから」


「うん。わかった」


おやすみと言って、私は先に寝室に入る。

ベッドに横になると、瑞希くんが寝室へ入ってきた。


「どうしたの?」


「一つ言い忘れたことがあって」


「なに?」


起き上がろうとする私を彼は制止した。


「明日はしばらく会えなくなる分、充電させてね」


「えっ。どういう意味?」


「秘密」


そう言って彼は部屋から出ていった。

たくさん充電か。美味しいもの作ってほしいってこと?それとも……。

あぁ、ダメだ。変な想像ばかりしてしまう。

瑞希くんの言葉が気になって、すぐ寝つけなかった。

マグネット~離れられない~

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コメント

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超甘々だね、瑞希くん。 ここを離れるのは寂しいところだけど…。

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