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「もう無理〜!!!!!」
と、リードの悲鳴が辺りに響き渡る。奴らのグループは現在、地獄のプランクの真っ最中である。このくらいで音を上げるとは、まだまだこいつらも半人前、いやそれどころではない。この地獄を担当しているのは、
「おいおいもう限界か?へなっちいなぁ。ほら頑張れ頑張れ」
ドSを極めているルーシーである。あいつの訓練は確かに厳しい。プランクしている上に石のレンガを積み、それを10分間耐えるものだ。よく良く考えれば頭がおかしい。
「ルーシー、もう少し加減ーー」
背筋に、何かが這い上がる。 嫌な汗が滲む。 空気が、重い。
「……っ」
これは、今まで感じたことのない――
咄嗟に俺とルーシーが戦闘態勢になる。今まで感じたことの無いような「殺気」「憎悪」「不穏」「憤怒」とでも言うのだろうか。未知の感覚に、俺たちは瞬時に判断した。
「『集まれ!』」
ルーシーの家系能力「天創」でイポス・イチョウの能力、召集を創り、即座に生徒全員と俺たちを1度安全な場所へ召集する。
「え、何?、どこここ?」
「ルーシー先生、カルエゴ先生、?」
「貴様らーー」
「ドッキリ大成功かな?ちょーっとあの山が危ないみたいだったから急だったけど避難させちゃったよ!」
…この状況でも冷静に生徒らの不安を取り除こうとしている。なのに声が震えている。また、いつもの事だが周りが見えなくなってきている。
「バシッ」
「あだっ!?」
「声がでかいわこのアホ。いいか、俺たちは安全を確認してくる。それまでここを動くな。1歩たりともだ。」
「エギー先生、なにが…」
「みんな大丈夫だって!ほら、俺が結界張るからもっと寄って!」
「いいか、本当に動くな。これは教師からの命令だ。…いくぞ」
「うす。」
そこに気配がある。この世のものではないなにかの気配。
「…先輩」
「なんだ」
「自分に何かあったら、生徒頼みます。あと、やばそうだったら俺ごとやってください。躊躇うなんて、ダメっすからね」
「…またそれか」
「…やっぱり、ね」
微かに隣から漏れた声が聞こえてくる。俺もルーシーも、目の前の”それ”から目が離せない。離せば死が目の前にあるのを感じる。
「そうだよな」
聞きたくない。もう知っているのに、それ以上ー
「父さん」
#魔入りました入間くん
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