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※ここからは夢主視点で物語が進みます。
知りたくなかったはずの真実が、見せつけるかのように襲ってくる。目の前にいるのは紛れもない自分の父。文献を読み、わかっていたことではあった。しかし、心のどこかでもしかしたら違うかもしれないと期待していた、あの伝承の怪物は全くの嘘で別物かとしれない、と。そんな淡い期待は易々と打ち砕かれた。
「…ルー」
あぁ、間違いないのか。その声。微かに記憶に残る俺の呼び方。違う形で出会えていたなら、どれほど幸福だっただろう。
「呼ぶな」
「やはりルーであるな。」
「呼ぶなと言った」
「…そうか」
次の瞬間、空気が裂けるような凄まじい斬撃が飛んでくる。間一髪で避けたが右頬を掠めたらしい。
「…先輩」
「なんだ」
「手、出さないでください」
「は?何を」
「これは、わたしとあいつの問題です。邪魔だけはしないでください」
きつい言い方になってしまったことを申し訳なく思う。ただ、本当にあなたには生きて欲しい。勝てるか分からないこの事態で教師2人が戦力を割きすぎるのは合理的ではない。生徒の安全を考え、少しでも遠くへーー
「作戦コードは”ビュート”。俺は援護にまわる」
「は?いやこの状況でそれはまずいっすよ!?だからー」
「落ち着け馬鹿者。そんなこと分かっている。ただ、お前一人をここに残すのは得策ではない。」
そうか、この人はそういう悪魔だった。
「…わかりました。作戦コードはビュート。俺の援護お願いします。でも、死なないでくださいね。」
こうして、血で血を争う醜い戦いが始まった。
#魔入りました入間くん
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