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ポツン
と、水が垂れる音が響く
私以外のエリアの子たちは、
買われてしまったようだ
inr「…」
?「居た!」
inr「ぇぁッ(ビクッ」
女性らしき声が廊下に響く
さっきからドタバタ落としてたけど…
何があったんだろう…?
?「あ、ごめん、驚かせちゃったね」
inr「あ…なた、は…?」
奴隷に謝る人なんて初めてみた
その人はとてもきれいな姿で美しい。
獣人のようで、ぴょこぴょこしてる耳や尻尾が可愛い
?「とある人に頼まれて
「イナリさんを助けて」ってね、」
inr「ッあ、トラゾー、殿…?」
あぁ…泣いてしまった
私のことを、想ってくれる人が居て
私のことを助けて、と、
言ってくれたことが
でも…トラゾー殿に頼まれるって、この人、何者なんだろう…?
でも、この人なら信用できる
不思議とそう思った
?「いま手枷と足枷外すね」
私の手枷と足枷を外し、
泣いてしまった私を優しい声で慰めてくれた
安心する声だ。
寝不足だから、
油断したら寝てしまいそうだ
?「じゃあね、」
inr「…あり、がとう…ござい、ます…」
彼女は私が見えなくなるまで手を振ってくれた
この光の向こうには、いつもと違う日常が待っている気がする
tr「!!!
い、いい、イナリさ”ん!」
私を見つけたトラゾー殿が泣きながら抱きついてきた
嬉しかった。
生きて、いたことが
ボッガーンッ
ut「はぁ…!?」
gr「これは…」
inr「っえ、!?」
奴隷の商売をしてて
私達がさっきまで居た組織が…
爆発、していた
あの人は!?
私達を助けてくれた、
彼女は!?
gn「爆発、してる…」
げんぴょんさんが声を出す
何故だ?
あの組織がこの建物を爆発させるメリットはないはずなのに
?「お、いたいた〜」
tn「…誰や?」
私達が居るのは森の手前
そして森から赤い髪をした、
男の人が出てきた
?「あぁ僕は」
tm「アカガ・トモ
赤髪のともって呼ばれてるよ」
shk「…俺等に何のよう…ですか、」
シャークンさんが、
ともさん?睨み、
圧をかける
それでもともさんは怯まないで答えた
tm「ほら、君たちを助けたミルクティー色の髪の女の子いたじゃん?
その子に頼まれてね、」
…あの人の、仲間…?
tm「説明は後でするね
ついてこれる?」
…私達には選択権なんてものはない
着いてこいと言われたら、着いていくだけだ