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stpl 緑赤 様
誤字脱字注意
日本語おかしい
可愛い男子×可愛い男子
僕とゆうくんは、恋人同士だ。
付き合って半年。少し年上の彼は、余裕があって、優しくて――そして、とにかく可愛い。
「今日も可愛いね」
いつものように言うと、ゆうくんは小さく笑った。
「はいはい。ありがとう」
その返しすら可愛い。
年上なのに、僕のほうが攻めで、彼が受け。
それが当たり前だと思ってた。
だから今日も、ちょっとからかってやろうと思っただけだった。
「ねえ」
距離を詰めて、壁際に追い込む。
攻めなんだから、これくらい普通だ。
……そう思っていたのに
「…またそうやってさ」
ゆうくんがふっと息を吐いて、僕の手首を軽く掴んだ。
次の瞬間、視界が逆になる。
「え?」
背中が壁に当たる。
さっきまで僕が立ってた場所に、彼がいる。
「可愛いって言われるの、嫌いじゃないけどさぁ」
近い。
声も、表情も、全部近い。
「こえくんが“自分のほうが上”だって思ってる顔見ると、ちょっと意地悪したくなるんだよ」
年上らしい余裕の笑み。
ずるい。
「僕が攻めなんだけど……」
弱々しく言うと、ゆうくんはくすっと笑った。
「知ってるよ。こえくんのそういうところも可愛い」
額がそっと触れる。
押さえられてた手首は、もう力なんて入ってないのに、逃げる気は起きなかった。
「好きだよ。だから、たまには逆でもいいでしょ?」
……反論できない。
結局、僕のほうが先に顔が熱くなって、目を逸らしてしまった。
「……ずるい」
「今さら?笑」
そう言って、彼は満足そうに笑った。
――ああ、やっぱり。
可愛い男子×可愛い男子の恋って、
どっちが攻めとか受けとか、そんなに重要じゃないのかもしれない。
でも次は、絶対僕が主導権を取り返す。
たぶん。