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第三章:逃走未遂、そして“しつけ直し”
「……どこに行くつもりだ?」
聞き慣れた、低い声。
恐怖で、心臓が跳ねた。
「……っ、れい……ん、さま……」
背後から手首を掴まれた瞬間、足の力が抜けて崩れ落ちた。
震える膝で立っていられない。
汗で背中が張りついて、呼吸も浅い。
屋敷の裏口。
ほんの少し、扉に手をかけたところだった。
「逃げようとしてんじゃねぇよ、マッシュ」
振り返ったレイン様の顔は、怒っていなかった。
ただ、笑っていた。……酷く、冷たい目で。
「Ωのくせに、番のαから逃げられるとでも?」
「ち、違っ……僕は、ただ……っ」
「言い訳すんな。……躾、し直してやるよ」
ベッドに押し倒され、着ていたシャツを乱暴に裂かれる。
ボタンが弾け飛び、胸元が剥き出しになる。
「やっ……レイン様、やめて……っ、お願い、やだ……っ!」
「“お願い”が通じると思ってるのか? 逃げたくせに」
パンッと音がして、太ももを平手で叩かれる。
痛みでビクリと身体が跳ねた。
「“番”がどれだけ重いか、知らねぇんだな?身体で覚えさせてやるよ」
「ひ……やぁっ……!」
脚を割られた。
押さえつけられて、息が詰まる。
レイン様の熱が、脚の間に硬く膨らんで当たっていた。
「逃げた罰だ。——今日は、許さねぇ」
ぬるりと、熱が入り口に擦りつけられる。
「いやっ……や、だめっ、そこっ、入んないっ……!」
「挿れられたくて、トロトロになってんじゃねぇか」
ぬちゃっ、と濡れた音が響いた瞬間――
レイン様が、奥まで突き入れてきた。
「ひああっっっっっ!!」
「……っは、やっぱ……お前の中、最高だな」
ぎゅうっと中を押し広げられて、苦しくて、でも……熱くて、気持ちよくて。
「やっ、やぁっ、うそっ、こんなのっ……気持ちよく、なんて……っ!」
「気持ちよくねぇなら、もっと奥まで擦ってやるよ」
「だめぇっ、イッちゃ……っ、や、んんんっっ……!」
首筋の“番印”が、ズキズキと疼く。
そこに指先が触れられると、脳が揺れるほどの快感が走った。
「番になったら、首が感じやすくなるんだよな。ほら、どうだ?」
「ひっっっ、ああっっ、だめ、イっちゃ、う……っ!」
「何回でもイけ。逃げられねぇって、身体に覚えさせてやる」
何度も、何度も、突き上げられて、
首を舐められて、また奥を擦られて――
涙が止まらなかった。
気がついたときには、腕を後ろで縛られて、脚も開かされたまま、レイン様の膝の上に座らされていた。
「……っ、やぁ……もう、やめてぇ……っ」
「気絶するまで可愛がってやるよ。“逃げたい”なんて、もう二度と思えなくなるくらいな」
何度も奥を突かれて、目の焦点が合わなくなっていく。
甘い匂いと、レイン様の熱に、心も身体も、もう壊れてしまいそうだった。
「レイン様ぁ……ぁ……ごめんなさ……っ」
「泣いても、許さねぇよ」
──レイン様に“番”にされたということは、
一生、この人から逃げられないということなんだ。
それを、僕の身体はもう、痛いほど理解していた。
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