テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
1,497
39
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
第四章:愛してないのに、抱かれたい
「はぁっ……っ、ん……や、っ、レイン様……そこ、やだ……!」
「嫌じゃねぇ声だな。締めつけすぎだ」
「違うっ、違っ……! 僕は、そんな……っ!」
──また、イかされる。
気持ちよくなんてなりたくないのに。
嫌いなのに。怖いのに
でも、身体は。
レイン様の熱を求めて、奥を甘く締めつけていた。
「レイン様ぁ……だめぇ……あっ、イッちゃうっ、またっ……あぁあっ……♡♡♡」
びくびくと痙攣する腰を、レイン様の腕がしっかりと支える。
優しいわけじゃない。ただ、支配されてるだけ。
「……なあ、マッシュ。もう認めろよ」
「……っ、なに……?」
「お前の身体は、もう俺のこと、愛してる」
「……ちが、違う……っ!」
「僕は、愛してなんか……ないっ……!!」
涙が止まらなかった。
言葉にした瞬間、心臓が締めつけられるほど痛くて。
でも、それが“本音”だった。
「僕は……僕は、レイン様のこと、怖いだけで……愛してなんか、ない……っ」
それでも。
抱かれたくなる。
寂しくなる。
身体の奥が、レイン様の匂いと熱に飢えて、疼く。
「なのに……なんで、こんな……っ、また……欲しくなっちゃうの……っ」
「こんなのおかしい……僕、おかしくなっちゃったよ……」
嗚咽が漏れて、顔を手で隠す。
でもレイン様は、ふっと鼻で笑って、僕の首筋にキスを落とした。
「……お前は、ただ“番”になっただけだ。俺の番にな。おかしくねぇ」
「……っ、レイン様……」
「愛してるかどうかなんて、関係ない。身体が俺を欲しがるなら、それで十分」
そのまま、唇を奪われる。
乱暴じゃなかった。
けど、優しさなんてひとつもなかった。
そこにあったのは――ただの、所有欲。
「なあマッシュ。お前は、愛してなくてもいいんだよ」
「俺が、お前を壊れるまで可愛がってやるから」
そう言って、奥まで一気に突き入れられた。
「ひああっっっっっっっ!!!」
また、イカされた。
涙と快楽にぐちゃぐちゃになったまま、
僕はレイン様の腕の中で、壊れていくしかなかった。
──愛してなんか、いないのに。