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私は医師の資格を取ってから両親に人種関係なく困っている人を助けたいことを伝え、一人暮らしをしてもいいかを聞いた。
私:、、ていうことだから、一人暮らしをしてもいい?病院の近くで住んだ方が通いやすいし、、、
両親は顔を合わせてこくっと頷きまた私の方を見て即答で言った。
両親:もちろん!(2人とも︎︎右手で👍🏻した)
私:(相変わらず揃ってるなぁ、)
母:だけど!
私:ドキッΣ(⊙⊙)(なんだなんだ)
母:パパもママも一緒に内見しに行くからね!
私:なんだ笑内見なら全然一緒に行くよ
父:それにしてもゆみは元気に成長してくれて、しかもお医者さんにまでなるなんて自慢の娘だよ、、。パパは、、パパは、、感極まっちゃうよぉぉぉぉ(;;)
私:もう、パパは泣きすぎだよぉ
母:あらあらパパったらぁ
父:( ߹ᯅ߹ )( ߹ᯅ߹ )
ということで両親から一人暮らしの許可を得たので、3人で一緒に内見をしに行き無事に病院から徒歩で15分ほど離れたマンションに決まった。マンションに引越し、新しい生活の第1歩が進んだ。
ちなみに私が働く所は日本国立総合病院(にほんこくりつそうごうびょういん)だ。
ここは獣人の人も普通の人間も来ることのできる病院で獣人に対する差別もなく、偏った考えの人もいないので働き始めて辛いことはまだ1つもない。
だがこれは私だけの話だ。獣人の人は今でも少数の人間から白い目で見られたり、時々動物もどきと言われることがあると聞いたことがある。また、獣人を狙っての殺害や裏の世界では獣人の毛や内蔵などを売買している人がいると噂で聞いたことがある。
聞くだけでも恐ろしい。なぜこんな酷いことが出来るのか理解し難い。
、、、仕事に集中しなくちゃ
まず病院に着いてから私のデスクに座った。今は6時13分なので目覚ましにコーヒーを飲んだ。
私がコーヒーを飲んでいるとドアがガチャッと開いた音がした。
私:あ、スイくん。おはよ
スイ:あ、おはよー。ゆみちゃん早いな
私:ちょっとやらなきゃいけないことがあってねー
スイくんは日本国立総合病院で私と同期で働く獣人の医者だ。彼は猫の獣人で、毛の色はグレーで目は黄色だ。The 猫という感じだ。ここの病院は獣人も普通の人間も働くことができる。国が獣人との差別をなくし、命は平等なので分け隔てなく交流を深める場としてこの病院が設立された。
パソコンと睨めっこしながら集中していると、スイくんが話しかけてきた。
スイ:ゆみちゃーん、そんなに睨めっこしてたら目が悪くなるよ。そんな頑張ってるゆみちゃんに飴ちゃんあげちゃう。
ゆみ:あ、いいの?ありがとう
(スイくんのポケットは色んなお菓子が入ってるなぁ、、)
私とスイくんが初めて出会った時、仲良しの印として同じシリーズの飴を貰った。たまに違うお菓子でクッキーだったり、チョコを貰う。さすがに色々なお菓子を貰いすぎてると思う。スイくんは病院内でとても人気で毎回どこかで1回は誰かしらに話しかけられているのを見る。多分他の人にもお菓子をあげているはずと思うけど、それにしてもお菓子を貰う回数が多い気がする。まぁ、同期だから普通に話し合うし、お菓子を貰うのも別に変なことでもないよね。
うん、、、そんなことないはずだ。
あ、こう思っている内に多分昼ごはんを買いに行っているスイくんが窓から見えた。看護師の獣人や人間に話しかけられている。やっぱりモテてるなぁと思うが、流し目をして再び私はパソコンと睨めっこをした。
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名前:スイ→コラットと人間の獣人
仕事が忙しいのでポケットのお菓子を常日頃常備している。意外と辛い食べ物とか好き
※実は獣人たちは名字がないです。なので全ての獣人は下の名前だけです。