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[ぴくと島:知る人ぞ知る情報屋であるぴくとの拠点がある]
まじで?俺情報屋なの?
この世界線を全く知らない自分が情報屋とかマ?
この作品は実在する実況者さんの名前をお借りした2次創作となっています。ご本人たちとはなんの関係もありません。腐向けではありません。何か問題があった場合はこっそり教えてくださると幸いです。
それでは、どうぞ____________
唖然としてしまう。そりゃそうだろう。
別に誰も来なければ、もっと言えば情報屋のぴくと目当てで来なければ、なんとかこの日をのりきれたのだ。なのにこの世界線のぴくとは運悪く今日らっだあさんたちと会う約束をしていたらしい。
「フザケ↑ンナヨォ!」
僕は悪くないんだ。この世界のぴくとが悪いんだ。でも僕もぴくとなんだよな…。ん?どゆこと?
だけどこんなことで悠長に時間を潰している暇はない。午後からきっと情報屋のぴくと目当てでらっだあたちが来るのだ。僕は違うぴくとなんです!なんて言うこともできない。そんなの信じてもらえるわけがない。
「ちょっとでも勉強するか」
幸いこの部屋には本が沢山ある。とにかく予備知識を増やそうと『世界の超大国~猿でもわかる勉強本~』を手に取った。誰が猿だ。
本当にあの本は猿でもわかるだろう。お馴染みの国の成り立ちや、誰がどんな地位にいるのか、最近の動きも全て細かく載っていた。この本があれば情報屋なんて必要ないんじゃない?
作者が気になり背表紙を見た。そこには、<ぴくと>と書かれてある。
俺かよ!いや俺じゃないけど!(?)
時計を見るにもう11時だ。そろそろ読んだ本の整理もしておこうかな。
チャイムがなる。きっとあの人たちだろう。ボロを出さないようにと思うと冷や汗が出る。
カチャリ
「ぴくと久しぶり!」
「お久しぶりですらっだあさん」
「いやらっだあが道間違えるから」
「違ウ船のってた」
「あ、ぺんちゃん緑くんこんにちわ~」
「コンニチワ」
公式のイラストのような格好をした三人が現れた。皆ってぺんちゃんと緑くんのことなんだ。どういう組み合わせ?
「新シイゲームデキタカラ、」
「近くにいないと喋れないマ○クラの青鬼だよ!」
「今他の皆忙しいって遊んでくれないからさ~」
そのゲーム知ってる。てか必死に勉強してたのが馬鹿みたいだ…
たっぷり遊んだ三人組は船で帰っていった。人数が四人じゃ少ないと思ったが、オンラインでもできるようだったらしい。参加してきた人の中に僕の視聴者と全く同じスキンの奴を見つけ一人ではしゃいでしまった。
次寝たらどうなるのだろう。元の世界に帰るのか、それかまた新しい場所か。
「しまった、日記がない」
人狼リーグの世界で眠気をおさえ書いた日記が見当たらない。朝起きたときは机の上に置いたはずなのに。
ピンポーン
その時またチャイムが鳴った。こんな遅くに誰だろ。
「…はい」
「ぴくとぉ~」
「え、らっだあさん?」
「この日記ぴくとのでしょ?間違えて持って帰ってきたことに気付いてさ」
「わざわざ持ってきてくれたんすか?!」
「いや緑色がうるさくて」
「あー」
今度こそらっだあは帰っていった。今日のうちに持ってきてくれて助かった…。
日記を開く。
『今度は実況者たちの国がある世界。僕は情報屋らしい。らっだあ、緑くん、ぺんちゃんと青鬼で遊んだ。』
どうも夜魔です。これからも投稿頑張ります。♡やコメント、フォロー大歓迎です!