「えっ…」
正直すごくうれしい。
ずっと好きだったっ人。
というか今も好きな人。
『やっぱ、ダメ、ですよねw』
少しだけ泣きどうな顔をしている。
それだけでもかわいいと思ってしまう俺は頭がおかしいのか、
それとも S なのか。
そういえば今まで曖昧に付き合ってきた奴らに言われてたな。
ゆーごって S だよね。
生粋の攻めって感じがする。
って。
「かわい、w」
『ええ、?』
やっば、
声に出てた、?
『え、せんせっ、今...なんて、』
かわいっていった、?
俺の告白は成功したのか、?
分からない。
「あ、えっと、」
「き、きにしないで、」
「い、今の言葉、」
『好きなら好きって、ちゃんと言ってください、』
今の顔、ぐっしゃぐしゃだと思う、
それでも自分の胸につまっているもやもやを解きたくて、
気になってしまった。
「しんたろう、」
『え、名前呼び…』
「俺からその言葉、言わせてほしかったな、w」
その言葉…?
ってなに、?
俺がさっき言った言葉、?
なんだ、?
分からない。
頭の整理がついてない中、彼が口を開いた。
「しんたろうが入学して、初めて授業をした時から好きです。」
「教師と生徒の交際って絶対に許されない事なんだけど、」
「男同士なら、いいかな。」
「だから、」
「俺と秘密の、真剣交際…してくれませんか、?」
やっと言えた、
これでお互い好きだってわかった。
安心感がすごい。
でもまだ、戦いは続いている。
誰かが外で聞いているかもしれない。
でも、あと2か月でしんたろうも卒業する。
退職を迫られても後悔はない。
『はいっ、』(泣
『うれしいっ、ですっ』
やっとだ、
やっと付き合えた。
これから幸せな日々が続くんだろうな、
『俺が卒業したらっ、先生の家に住んでもいいですか、?』
嬉しいなぁ。
先生呼びやめてほしいけど、
校内だから仕方がない。
「もちろん。いいよ。」
『ね、先生、?』
『頭、よしよしして、』
「ん-?したいけどお預けね?」
『なんで、』
「学校内だからさっ、誰が見てるかも分かんないじゃん、?」
『鍵締めたのに、?』
そういえばすっかり忘れていた。
鍵かけたこと。
今更そんな忘れてたなんて言えないなぁw
「あっははw」
「鍵かけててもとられちゃうもんは撮られちゃうでしょ?」
ごまかし程度に笑ってみせた。
不安しかない。
この瞬間も、誰かに見られているんじゃないのかと、
『そっか、』
『でも、これだけさせて、?』
急に抱き着いてきた。
反射的に抱き返してしまった。
その瞬間にカメラのシャッターを切る音が聞こえたのは
気のせいなのだろうか。
コメント
1件
シャッター音⁉️ 私も撮る❗️撮らせてください‼️