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研磨side
おれの生体少し変わっている。
きっとこのことは、家族以外に言わない。
そう思っていた。
俺の体がおかしいと思い始めたのは、
中学校に上がってすぐだった。
朝起きたら、とにかくお腹が痛くて…
ベットから1歩も動けなかった。
その日は、部活決め初日だった。
別に? おれは、部活決めてたし?
正直めんどくさいと思っていた。
だから、ちょっと嬉しさもあった。
朝、幼なじみのクロが、おれを起こしに来る。
その時に
「お腹が痛いから休む」
と伝えればいい。
だか、問題は母さんに伝える方法だ。
携帯は1階に置いてきてしまった。
(クロが来るまで耐えるの、、、か。。)
正直、この腹痛にずっと耐えれるほどの根性は
おれには、ない。
だが、この原因不明のお腹の激痛によって、
5:00に起きてしまっている。
おれは、2時間半は耐えなければならない。
地獄の時間が今、始まる。。
時刻は5:30
流石にキツすぎる。
だが、30分も気合いで耐えれた。
だがもう限界だ。
泣きたくなくても自然と涙が出てくる。
(クロに頼るしか、、ない)
携帯を取りに行くとこにした。
お腹をかばいながら、
ゆっくり壁沿いに歩いて1階まで行く。
いつもなら5分もかからない道のりに
15分もかかってしまった。
母さんにそのまま言えばよかったと後悔をした。
だが、よく考えたら母さんは今仕事が忙しくて
仕事場に泊まり込みをしている。
結果的に、俺が頼れるのはクロだけだった。
時刻は5:45
社会人の人達でさえ寝ているだろう。
おれは、クロが電話に気づいてくれることを信じ
電話をかけた。