テラーノベル
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――夜。
リビング。
愛空はソファでぼーっとしている。
樹里「飲み物置いとくね」
愛空「……ありがと」
樹里「……」(少し様子を見る)
愛空「……なに」
樹里「無理してない?」
愛空「してない」
樹里「……嘘」
愛空「……」
――沈黙。
愛空「……ねえ」
樹里「なに」
愛空「ウチさ」
樹里「うん」
愛空「高良に助けられたじゃん」
樹里「うん」
愛空「……あれさ」
樹里「……うん」
愛空「ちょっと嬉しかった」
樹里「……」
愛空「最悪じゃない?」(小さく笑う)
樹里「……最悪じゃないよ」
愛空「いや最悪でしょ」
愛空「好きな人に助けられて嬉しいとかさ」
愛空「……まだ好きじゃん」
樹里「……うん」
愛空「終わってないじゃん」
樹里「……うん」
――全部、分かってる。
だから余計しんどい。
愛空「……ねえ樹里さん」
樹里「なに」
愛空「ウチさ」
愛空「ここにいたらさ」
樹里「うん」
愛空「治る?」
――その問い。
樹里は、すぐに答えられない。
樹里「……分かんない」
愛空「……そっか」
樹里「でも」
愛空「?」
樹里「一人でいるよりはマシ」
愛空「……」
その優しさが――
少しだけズレてる気がする。
愛空「……それってさ」
樹里「うん」
愛空「依存じゃない?」
樹里「……」
空気が、止まる。
愛空「……ごめん」
樹里「……いいよ」
でも。
樹里の表情は、少しだけ曇る。
――2人とも分かってる。
これは、綺麗な関係じゃない。
でも。
離れられない。
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