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長い時間歩いた結果流泉の衆に着いた。
キィニチは“ムアラニ”と言う人を探しているらしい。
「あれ〜?キィニチじゃん!」
後ろから元気な声が聞こえた。声だけでも分かる明るさ。一体どんな人なのだろうと振り返った。
「君がここに来るなんて珍しいね。隣にいる子は?」
「こいつがムアラニだ。」
ムアラニちゃんは元気で明るかった。ここにいる人は皆んな太陽の様なんだなと思った。
「あ..ルシーカです。宜しくお願いします。」
「そんなに畏まらなくても大丈夫だよ。そんな事よりも髪の毛長いね。切ってもいい?」
あ…髪切ったら目と跡がバレちゃう…..
でも断れないしなぁ。断って嫌な気持ちにさせたくないし…
「えっと…私の事気持ち悪いって思わないなら…」
ムアラニちゃんとキィニチが驚いた表情でこちらを見てきた。その時ムアラニちゃんが大きな声で言った。
「そんなこと!思うはずないよ!絶対大丈夫だよルシーカちゃん!」
私はその勢いに負け、髪の毛をムアラニちゃんにお願いした。