テラーノベル
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バスでいつも会う男の子がいた。
その人はとても綺麗な顔立ちで誰もが見とれてしまう様な。
ya「話しかけたいなぁ…」
俺はいつも恋愛に失敗し続けてしまっていたから、話しかけるのが中々できずにいた。
ya「どんな声してるのかなぁ〜。」
今思えばずっと考えてたな。
ya「でも後悔するのだけは絶っ対にむり!」
そう思ってやっと話しかけてみた。
ya「あの!いつもバスに居ますよね!良かったらバスで会う間話しませんか? 」
勇気を振り絞った。
no「僕も思ってました!話したいなーって!!何年ですか!?なんて名前ですか!」
ya「えっ…」
no「あっすいません。いつもこうやってグイグイ行くタイプなので引かれること多いんですよね。全然嫌だったら大丈夫です。」
びっくりした。大人しそうな人だなと思ってたけど、話しやすいタイプだ。
ya「え!?全然大丈夫ですよ!むしろ話しやすいし!
…隣、座ってもいいですか?」
no「あっ!どうぞ」
そう言って彼は荷物をどけた。
名前は「no」って言うらしい。
ya「俺の名前はyaです!」
no「いい名前ですね。」
ya「ほんとですか!ありがとうございます!」
no「僕、高校3年生なんですけど、yaさんは…?」
ya「え!俺も高校3年生です!…同い年なんでお互いタメでいきませんか!」
no「そうですね!…じゃあなんて呼べばいい?」
ya「yaくん…?」
no「おっけ〜!」
ya「そっちは?」
no「noで!」
ya「noさんでもいい…?」
no「いいですよ!」
ya「ありがとうございます!」
no「もう次降りるので!また明日!」
ya「…また明日!」
別れるのが嫌だった。また明日バスいるのかなぁと考えるのが日課になっていた。
ya「何話そうかなぁ!」
そう考えるのが楽しくて、でも終わりを考えると嫌で仕方なかった。
9月になった。
ya「noさーん!」
no「おっ!yaくん!」
ya「おはよ!」
no「ふふっおはよう。」
ya「なんで笑ってんの〜!?」
no「いや、いつも思ってたけど朝から元気だなぁって」
ya「よく言われる〜!笑笑」
no「でしょうね笑」
「ねぇLINE交換しない?」
ya「あ〜!確かに!何気にしてなかったね!」
2人ともスマホを取りだしたとき、ふと思いついた。
ya「あー、あえて交換しないでおかない?」
no「…なんで?」
ya「いや、だったらこの朝の時間なくなっちゃうじゃん?LINEとかで話しちゃうし。」
no「…たしかに。笑yaくん意外と頭いいじゃん。」
ya「っなにそれー!! 」
no「ははっ笑」
「じゃあできたら高校卒業の時に交換しようね。」
ya「そうだね!!」
10月になった頃、noさんはバスに乗らなくなった。
ya「つまんないなぁ。noさん大丈夫かなぁ。インフル?いやコロナ!?」
俺はすぐけろっと戻ってくるだろうと思った。
1月になった。
ya「もう卒業式の練習始まっちゃうよー泣noさんどうしたんだろ。」
2月になった。
ya「…noさん!!!」
no「ごめんyaくん」
ya「どうしたの?」
いかにも泣きそうな顔をしていた。
no「僕ずっと学校休んでて、あの、それで、ごめん言葉がまとまらない。」
ya「ずっと待ってたよ。ゆっくりでいいから話して。」
no「…好き。」
ya「え…?」
田舎だからかふたりしかいないバスで時が止まった気がした。
no「そういうところが好き。めっちゃ好き。」
ya「…」
no「yaくん。今までバスに来なかったのはさ、」
ya「うん。」
no「僕、親から虐待されてんだ。」
ya「…え?嘘、大丈夫?」
たしかに、痣ができていた。
no「今家から飛び出してきてて、もうこのバスに乗る多分もうない。」
ya「え、」
no「だからごめん。まだ卒業してないけど、連絡先交換しよっ!」
笑顔でnoさんが言った。
ya「ちょ、そんなこと言ってる場合じゃ、」
no「yaくん、泣かないで?」
ya「…もう会えないってこと?」
no「…うん。」
ya「そんなの嫌だよ。」
多分俺はnoさんのことが好きだった。
no「僕もやだ。でももう会えないと思った。ごめん、ごめんyaくん。」
〜次は〇〇、〜
no「次で降りなきゃ。 」
ya「俺も好きだよ。noさん。」
no「…両思いだね。」
それが最後の会話。
そうだ!連絡先交換したんだ!
ya「連絡してみよ。返信、くるかなぁ。」
ya(noさん!ほんとにもう会えないの?)
…ピコン
no(ごめんねyaくん)
ya(なんでよ、)
no(またいつか会おう。)
そっからnoさんは音信不通になった。
ya(noさん!俺卒業したんだ!noさんも?卒業おめでとう!)
ya(noさん!今日は雪が降ってるよ!めずらしいね!)
ya(noさん…俺ね?noさんに言ってなかったんだけど、将来の夢ね、児童相談所の人になることなの。あの時思ったんだ。最後にバスで会った時。)
ya(noさんみたいに虐待されてる子を助けたいと思った。)
ya(noさん!!俺の夢、叶ったよ!!)
あれから10年、俺は28歳になった。
職場に行くた、またバスに乗り始めた。
?「あのー、隣、座ってもいいですか?」
ya「…はい!もちろん。」
no「久しぶり。」
ya「久しぶり。泣」
[完]
この物語はTiktokで見つけたものです。
最後まで見てくださってありがとうございました。
コメント
2件
おいおい最高かよ可愛いな