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いのり@たぶん毎日投稿
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#じゃぱぱ
ら む ね _ @暇人
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たまごさんど🌈🫧🐬
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スタート!
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からぴちのメンバーたちで計画した、プライベート旅行の初日。行きのリゾートバスの車内は、カラフルな賑やかさに包まれていた。窓際の席に座るじゃぱぱは、楽しそうにはしゃぐメンバーたちの声をBGMにしながら、一人静かに窓の外を眺めていた。
(心の声:今回は、みんなにたっつんの秘密を教えよう。そうしないと、たっつんが生きずらいからね!)
隣の席で、いつも通り「俺」として笑っている幼馴染の横顔を見る。
保育園からの付き合いだからこそ、彼がどれだけのものをすり減らして「男」として生きているかを知っていた。
たっつんは生まれた身体は女の子だが、心は男の子(FTM)。
常にサラシなどで胸を押さえつけ、一人称も「俺」で男として生きている。
しかし、性別がわかってしまう水泳、宿泊行事、お手洗いなどは、これまで言い訳を作って欠席したり、行かないようにしてきた。その事実を明かしているのはじゃぱぱだけで、他のみんなはたっつんを男だと思っている。
だからこそ、じゃぱぱは今回の旅行で全てを明かし、彼を本当の意味で自由にしてあげようと決意していた。
やがて目的地に到着し、いよいよ部屋割りの時間がやってきた。今回の部屋割りは、女子部屋が1つ、男子部屋が2つ。
のあ「じゃあ、私はえとさんとるなで部屋に向かいますね。また後でロビーで集まりましょう!」
のあが笑顔で手を振り、えとさんやるなを促して女子部屋の方へと歩き出す。
男子メンバーたちも「俺たちの部屋どっちー?」と鍵を片手に移動を始めようとした、その時だった。
たっつんの足が、ピタリと止まった。
たっつん「……っ、」
一歩も動けなくなったたっつんは、自分の体を守るように、無意識に胸元を腕で抱え込んでいた。
いつも巻いているサラシが、今日はやけに息苦しく感じられる。
大部屋での着替え、そして大浴場。
男として、みんなと同じ部屋で一晩を過ごすことの不可能性が、現実として目の前に迫っていた。じゃぱぱはその震える肩を見逃さなかった。今しかない。
じゃぱぱは大きく息を吸い込み、歩き出そうとしていた男子メンバーたちに声をかけた。
じゃぱぱ「あ、みんな! ちょっと待って。部屋に行く前に、みんなにどうしても集まって話したいことがあるんだ」
いつもとは違う真剣なトーンに、ヒロくんやどぬくたちが足を止める。
もふくん「ん? じゃっぴ、どうしたの? 部屋に荷物置いてからじゃダメ?」
うり「じゃぱぱさん、なんか忘れ物でもした?」
じゃぱぱ「いや、そうじゃなくて……。今、ここで、たっつんに関することを……」
その言葉に、たっつんの顔から血の気が引いた。
何を話そうとしているのか、すぐに察してしまった。バラされたら、もうみんなと一緒にいられないかもしれない。
男としての自分が崩壊してしまう。
恐怖が限界を超えたたっつんは、みんなが見たこともないような必死の形相で、じゃぱぱの服の袖を掴んだ。
たっつん「ダメ……ッ!!」
悲鳴に近い掠れた声が、ロビーに響く。
じゃぱぱの動きが止まる。
周りにいたヒロくん、もふくん、どぬくの幼馴染組や、シヴァさん、なおきり、うり、ゆあんくんが一斉に目を見開いた。
たっつん「……あ、いや……その……。……ごめん、ちょっとお手洗い行ってくる」
限界を迎えたたっつんは、掴んでいた手を離すと、みんなに背を向けてその場を走り去ってしまった。
残されたメンバーの間に重苦しい沈黙が流れる中、じゃぱぱはみんなを近くのソファに座らせ、ゆっくりと言葉を紡ぎ出した。
じゃぱぱ「驚くかもしれないけど、真面目に聞いて。……たっつんはね、身体の性別は女の子なんだ。FTMって言って、心は男の子。だからずっと、俺たちと同じ男として生きてる」
今まで宿泊行事や水泳を避けていた理由、そして今、同じ部屋で着替えるのが怖くて足が止まってしまったこと。
じゃぱぱは一気に話し終え、深く頭を下げた。
じゃぱぱ「嫌いにならないでやってほしい……!」
しかし、頭を下げ続けるじゃぱぱの肩に、なおきりが穏やかに手を置いた。
なおきり「じゃぱぱさん、頭を上げてください。嫌いになるわけないじゃないですか」
シヴァさん「そうだよ。性別がどっちだろうが、たっつんはたっつんだろ」
ヒロくん「悩んでたんだね……。俺も幼馴染のみんなに救われたから分かるよ。一人で抱え込むのがどれだけ辛いか。隠さなきゃいけないなんて、そんなの寂しいじゃん」
もふくん「うん。ヒロくんの言う通り。最初から言ってくれれば俺たちでいくらでも言い訳カモフラージュできたのに」
どぬく「そうだよ! 俺だって親の片方が狐で生まれつき耳と尻尾が生えてるけど、みんな普通に受け入れてくれたもん。たっつんの秘密だって、俺たちにとっては普通の個性だよ」
うり「じゃぱぱさん、教えてくれてありがとうございます。これでやっと、あいつのサポートができますね」
ゆあんくん「じゃぱぱ、たっつんを一人にさせないようにしよう。俺たち、仲間なんだから!」
みんなの温かい言葉に、じゃぱぱの目からじわっと涙が溢れそうになる。
その時、ロビーの影から、恐る恐るお手洗いから戻ってきたたっつんが姿を現した。
その目には大粒の涙が溜まっていた。
たっつん「ごめん……騙すような真似して、ごめん……っ。俺、男としてみんなといたくて……」
そんなたっつんに、うりやもふくん、どぬく、ヒロくんたちが次々と声をかける。
「これからは何でも頼ってね!」
という全員の言葉に、たっつんは「ありがとう……っ、ありがとうな……!」と何度もひっくり返る声で応えた。
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次のお話はちょいセンシティブなので純粋な方は見ないことをオススメします。
別に次のを見なくても大体ストーリーはわかると思いますんで!
コメント
1件
あおいです🌷 読ませていただきました。 じゃぱぱがたっつんの秘密を明かそうと決心するところ、胸が締めつけられました。でも、何より心に残ったのは、みんなが「嫌いになるわけないじゃないですか」って自然に言えたこと。あの空気感、すごく温かかったです。たっつんの「ありがとう」が何度も詰まるシーン、じんときました。次の展開もすごく気になります!