開花してはいけない花が咲いた。
誰にも理解されない悲しい花が咲いた。
その時点でもう呼吸は止まっていた醜い花。
血の色の様に紅い花。
それが俺の目の前に立っている。
俺よりも遥かに弱い蛹が、
俺の先にいるような威圧。
これからの、
日本、
いや、
世界の恐怖が咲いた予感がした。
相澤)無個性…!?その速さで…!?
??)舐めてもらっちゃ困るんだよね〜。
これでわかったよね。
個性がなくても生きていけるんだ。
ツーッ
相澤)(ダメージがでかい…。このまま行くと…)
??)失血死しちゃうよ?あはっ!
相澤)全部…読まれてたのか。
??)その鮮血!ぶちまけたくなるねぇ!
相澤)(もう…ここまできてるのか。)
たまにいるんだ。
“人を殺す”と言う行為に
快感、快楽を覚える者が。
殺意に陥って抜け出せない、
繰り返して繰り返して、
最終的にはこうなる。
??)あーあ、もう夜が明けてきたなぁ。もう帰ろっかな〜。血が綺麗に見えるのは夜だけだし….
あんまり名前バレたくないし…(ボソッ)
相澤)….ッ
デク)じゃあね、イレイザー。ここで失血死するならさようならだね。
また戦えるよね?
あの時のあいつは、
高笑いをあげるほど笑顔だった顔が
暗黒のように暗かった。
….せい
ざわ…い!
おき…
相澤)ッあ….
麗日)先生…!!!私…あの時物陰から見ることしかできなかった……!!!!
蛙吹)私たち…先生の役に…立てなかったわ。
相澤)…麗日、蛙吹。お前は俺についてきてくれただけで心強かった。まだヒーローの卵だ。あの圧で倒れなかったお前たちはすごい。役に立たなかったなんて言うな。俺はお前たちのおかげであれだけの情報を出せたんだ。ありがとうな。
その時私は、
その場に泣き崩れた。
next→300
コメント
8件
クッソ間違えて飛ばしてた…ッ でもめっちゃ最高です!
主…やっぱり天才ですね!!
消滅した。(文才が天才すぎて)