テラーノベル
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夜。
らぴすは一人、自分の部屋でスマホを見つめていた。
画面には、昼に届いたメッセージ。
『昔のことは、それだけじゃないよ。』
らぴす 「……。」
手が震える。
消そうと思っても、指が動かない。
コンコン。
心音 「らぴす、起きてる?」
らぴす 「しおにぃ……。」
心音 「少し話せる?」
らぴす 「……うん。」
心音が部屋へ入る。
らぴすは慌ててスマホを伏せた。
心音 「また隠したでしょ。」
らぴす 「……ごめん。」
心音 「謝らなくていい。」
心音はらぴすの隣に座る。
心音 「話せる時でいいからさ。」
らぴす 「……。」
心音 「でも、一人で抱え込まないで。」
その言葉に、らぴすは涙をこらえた。
らぴす 「俺……。」
心音 「うん。」
らぴす 「昔ね……。」
らぴすはゆっくり話し始めた。
らぴす 「病気で学校を休むことが増えてから。」
らぴす 「みんなに心配かけるのが嫌で。」
らぴす 「『大丈夫』って、何回も言ってた。」
心音 「……。」
らぴす 「でも、本当は全然大丈夫じゃなかった。」
らぴす 「苦しくても。」
らぴす 「痛くても。」
らぴす 「つらくても。」
らぴす 「全部、一人で我慢してた。」
心音は静かに話を聞いていた。
らぴす 「ある日ね。」
らぴす 「学校で倒れちゃったの。」
心音 「……。」
らぴす 「目が覚めた時には病院だった。」
らぴす 「先生にも、お母さんにも。」
らぴす 「『もっと早く言ってくれたらよかったのに』って言われた。」
らぴすはぎゅっと手を握る。
らぴす 「その言葉が、今でも頭から離れないの。」
心音 「だから、何でも一人で我慢するようになったのか。」
らぴす 「……うん。」
その時。
ガチャッ。
メルト 「心音?」
ロゼ 「入るぞ。」
らいと 「話は終わったと?」
みかさ 「らぴす、大丈夫?」
心音 「ちょうど今、話してくれたところ。」
メルトはらぴすの隣に座る。
メルト 「もう我慢しなくていいからな、」
らぴす 「……。」
ロゼ 「つらい時は言っていいし、。」
らいと 「苦しい時も。」
みかさ 「助けてって言えばいい。」
心音 「俺たちは、そのためにいる。」
らぴすは五人の顔を見渡した。
らぴす 「……俺。」
らぴす 「ちゃんと頼れるようになりたい。」
心音 「焦らなくていい。」
ロゼ 「少しずつでいい。」
メルト 「一歩ずつ、」
らぴす 「……うん!」
久しぶりに、らぴすは心から笑った。
しかし、その笑顔の裏で──。
あの人物はどこかでスマホを見つめていた。
??? 「まだ全部思い出してないんだね。」
その人物は、小さくつぶやく。
??? 「……そろそろ、本当のことを話す時かな。」
その言葉が意味するものを、まだ誰も知らなかった。
――続く。
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コメント
3件
続き楽しみ𐔌՞⁔•͈ ·̫ •͈⁔՞𐦯⋆꙳
いやあ、今回のエピソード、めっちゃグッと来たわ…。 らぴすが「大丈夫じゃなかった」って吐き出せたの、すごい一歩だよな。心音たちが「頼っていい」って囲んでくれてるところ、ガチで泣きそうになった。最後の不穏な伏線も気になるし、次が待ち遠しい🔥 「一人で抱え込まなくていい」って言葉が刺さるエピソードだった!
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