第3話「え?」
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nakamu side
今日、この白尾高に編入する奴がいるらしい。
仲良くできたらいいな、、、。
でも俺は1組で、その人は3組らしい。
風の噂によると、全然話さない人らしい。
正直不安だが絶対仲良くなってみせる!!!
??「nakamuどしたの?ぼーっとして。」
声に気づくとそこには、brooookときりやんがいた。
nk「んあ?!え?どしたのぶるっく。」
kr「あー、やっと意識が戻った。」
br「やんと歩いて登校してたら、nakamuが突っ立ってるからどうしたのかなーって」
nk「ああwごめんごめんw」
br「んでどうしたの?」
nk「今日来る転入生と仲良くなれるかなーって」
kr「あーそいつ結構暗いらしいよ。」
br「まークラス違うし、話す機会ないと思うけどね。」
nk「そーだよな。」
そんな他愛もない会話をしているとすぐに学校に着いた。
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sha-kun side
はあ。
学校なんて行きたくない。
だってゲームしてた方が絶対楽じゃん!?
声なんて出さないし。
そんなことを思いながら、歩く。
結局のところ、あの夜から一度も喋ってない。
プラスこの学校に俺のことを知る人は多分いない(フラグ)
どーせ友達なんて1人もできないし、中退してーー。
そして地獄のHRが始まる。
3組担任「ほらーー席つけー。」
「HR始めるぞー。」
ああ始まったよ。地獄の時間が。
ちなみに話したこともない。
無言で編入試験を受けて合格したが、最初の先生と話すやつは無言で終わらせた。
お母さんが、あまり喋りたがらない子なんです。とフォローしなかったら、多分合格でも再通知が来て不合格になっていただろう。
感謝はしている。
3組担任「どこからもれたかは知らんが、今日転入生が来る。」
「入ってこーい。」
ガラガラガラ、、、、、、、、、
俺はぶっきらぼうにドアを開け、教室に入った。
すると先生は、
3組担任「この子が今日からこのクラスに入ってくるシャークんだ。」
「でもあまり喋りたがらないらしい。」
「仲良くなれずにギクシャクする前にちゃんと話しかけてやれよー。」
「じゃあ、、、あの端っこの席に座ってくれ。」
よかった。先生もその辺はちゃんとしているようだ。
話を振られたら、どうしようかと思った。
まあどうせ、誰とも口は聞かないし、友達なんていらない。
でも、
彼とは、
友達になれてたらよかったな。
3組担任「じゃあこれでHRを終わる。」
「授業の準備を怠らないように。」
はあ、やっと終わった。
すると終わった瞬間すぐにクラスのみんなが駆け寄った。
俺に。
mobA「なあなあおまえシャークんていうの?」
mobB「友達なろうよ!好きな食べ物はー?」
mobA「俺が先に話してるだろ?!」
mobB「はあ?!私だって喋りたいんですけど!?」
mobC「ねえねえ私Cって言うの。よろしくねー!」
はあ。
先生も言ってただろう。
あまり喋りたがらない子だって。
話しかけてくんなよ。
そう思うと後ろのドアが開いた。
nk「ねーーーー!!!!」
知っている声
初めてじゃない。
聞こえた瞬間まぐれかと思った。
その声は。
小学生の頃より低くなったけど、
かっこよく、少し高い声
聞き間違えないほど聞いたことがある。
本当に奇跡ってあるんだなw
nk「このクラスに転入生いると思うんだけどーーー!」
br「いるーーーーーーーー?」
nk「おい大事なとことんなよw!」
br「ごめーんw」
するとこの会話が終わった瞬間
女子達「キャーーーーーーーーーーーー!!!!!」
うるさいほどの黄色い声が俺の耳の中に駆け巡った。
数人の女子は放心状態。数人の女子は倒れていた。
、、、は?
うるさ。
nk「そこにいるのーーーー?」
大声で(多分)俺を呼ぶ。
その時俺は頭の中で否定を繰り返していた。
あるわけがない。
多分とんでもなく声が似ているだけで。
彼じゃない。
その現実を否定しようとしたとき。
別のクラスの人も入れるのかは知らないけど、その声の人は近づいてきた。
そして俺の顔を見る。
nk「、、、、え?」
sha「、、、、、、、え?」
否定を繰り返したがその努力も虚しく、
やっぱりその声の主は彼。
nakamuだった。
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ハイ。団子です。
この前より短くすみません。
そしてありがたいことに、2話が♡100以上ありました。
感激していて、見た瞬間言葉に詰まりました。
ありがとうございます、、、、、!
嬉しい限りです。
第4話「なんで。」
お楽しみに!!!