夢を見た。
僕とデッドプールは恋人(現実でも恋人だよ)
そう、で 僕は現実と違ってデッドプールに沢山愛を伝えたし満足させてあげられていたつもりだった。でもある日デッドプールは僕を捨てたんだ。捨てたと言うよりは振った
一人で話に来たんじゃなくて、デッドプールは隣にとても綺麗な女性が居た。しかも腰に手を回してて…
「お前はもう要らない」
「どうせ男は子を産めない」
「そういう事だ。早く俺の前から去れ。」
普段の僕なら辛すぎて飛び起きてただろうね
でもその日は本当に色々あって、疲れきってたんだ。
そんで、そのまま僕は走ってデッドプールの目の前から去ったのに…デッドプールは僕を見掛ける度に睨みつけたり態とぶつかったりしてきたんだ。
それくらいの時に目覚めたんだ…
これって正夢…なの…?
ピーターが見た夢を完全に忘れる程時間が経ったある年、ピーターは駅前のお洒落な店に2人で入っていく人影を見た。
ピーターは目を見開いた。
何故か。それは店に入って行った人影はウェイドと夢で見た女性だったからだ。
ピーターは正気を失い、急いでその店へ走った。
落ち着いた店に似合わぬ大きな音で開かれたドア。
勿論誰もが注目する。ウェイドは背後からした音に警戒し、ゆっくりとした動きで振り向いた。
「スパイディ?どうしてここに?」
問い掛けて来るが口が上手く開かない。
やっぱり近くで見ると夢で見た人と同じだ。
「…そ、の女の人誰…?」
口を開いたが次々溢れるのは涙ばかり。
しかし前方から聞こえたため息でピーターの涙は止まった。
「はぁー…タイミング良いしもうこの際言うね!スパイディ、俺と別れて?スパイディは男でしょ?男は子供を産めない。どういうことか分かる?もう俺にはスパイディは要らないの。「別れないで!」とか辞めてね!分かったら早く俺ちゃんの前から消えてくれるかな。」
あぁ、ははは!やっぱり正夢だったみたいだ!
口元に浮かぶ笑みを相手に見せないよう踵を返してドアを潜る。途端引き止められた。
「ちょ、ちょっとまって!ドッキリだよ!
俺ちゃん浮気するつもりなんてないよ?!
この女の人は仕事に関係ある人!」
と汗をかいた様子で腕を掴むウェイドをちらりと一瞥し、手を振りほどいて逃げるように店を出た。
もう、今日はダメだな
遠くでサイレンがなっている。
無線から事件の内容が聞こえる。
女性の叫び声が聞こえる。
僕の心と共鳴するように雨が降り注ぐ。
僕は全てをシャットダウンするために慕っている人の元へ向かった。
続
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