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「ねぇ、おんりーチャン何を隠してるの?」
ぼんさんが自分に目を合わせてきた
その緊張感もあるけれど、なによりも先に思ったのが
「ぼん先生今の自分は寿命いくつですか?」
「12.15…」
どこか躊躇った様子もありながら俺の寿命を悲しげに言った
後、12年と15日かぁ…
その時わかった、俺が時間を止めれば寿命が1年減るんだ
それなら、時を止めた回数が合う
でも、今さら後悔という気持ちがなかった
もし、時間が戻れば…なんて思わなかった。戻ったところで自分は同じことを繰り返すだろう
そう考える理由が何故だか自分ではわからなかった
それよりも今はこの状況をどうするべきか
「おんりーチャン質問に答えて?」
「自分はわかりません、そもそもぼん先生の能力がまたまた今まで当たってるだけじゃないんですか?」
今この場では、ぼん先生に嘘をつくことを考えることしかない
「だって、自分は病気でもありませんし、そもそも人の寿命が見えるという能力もまだ信じてないので」
そう言いながら自分は足元にあった荷物を取って、感情を読み取られる前に屋上から出ていった
❤️2000