テラーノベル
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彼と初めて会ったのは15、6の頃。
第一印象は純粋にかっこいい人。
それだけだった。
同じグループ、ダンサー同士、同い歳
仲良くなるのは難しいことではなかった。
好きになったのはいつからだろう。
きっときっかけなんてない。気づいたら好きになっていた。初恋だった。
奇跡的に実った俺の初恋。
好きと伝えた時は心臓が飛び出でるかと思ったし、好きだと返された時は死んでもいいと思った。
全てが初めてで新しくて、デートも、ハグも、キスも、せっくすだって、全部2人で進んで行った。
本当に大好きだった。
こんな恋はもう二度とできない。
この人以上に好きな人は現れない。
それでも終わりは突然。
「ワンエン辞めて違う道に進みたい」
いつかこんな日が来るのではないかと心のどこかで思っていた。
ずっと近くで見てきたからこそ、引き留めることは出来なかった。
メンバーじゃなくたって俺たちは変わらない。
そう思っていたのは俺だけだった。
「別れて欲しい。」
彼の卒業が決まって少しした頃そう告げられた。
おれはガキみたいに泣き喚いた。
「俺たちこのまま2人でいたらダメになる」
そんな彼の言葉に何も返せなかった。
ここでおれの初恋は幕を閉じた。
たくさん♡ありがとうございます🧏🏻♀️
感想待ってまーす💖
コメント
1件
え、最高すぎじゃないですか?🥺また、神作品を,,,もう大好きです💗🫶