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目が覚めた時思った
武道闇堕ち
無理な方はブラウザバック
良い方はそのままスクロール
突然だがオレの話をしよう
俺は最初ただのレンタルショップ店員だった
テレビで元カノが死んだと報道されていた
久しぶりに顔を見たな、なんて思った
その後に電車に乗ろうと駅に行った
…….後ろから押された
暗転
オレは轢かれて死んだはずだった
なのに目を覚ましたのは12年前
中学卒業と同時に決別した友人たちがいた
それから少しは楽しかった
アイツの奴隷になる前は
キヨマサ
東卍の参番隊の隊員だった
喧嘩を売った
キヨマサに
そこから大きく人生は変わった
タイムリープの力は目覚めるわ
マイキー君たちと友人になるわ
大変だった
でも、とても大切な思い出だ
そんな思い出の中の大切な人の1人
マイキーくん
マイキーくんが闇落ちをしすぎる
救うために何度もタイムーリープをした
何回も繰り返すうちにナニかが壊れていった
最初のトリガーは直人
途中からマイキーくんに変わって
次は…………..なん、だっけ
誰だっけ
気がついた時、オレは梵天の首領だった
あぁ、そうか
代わればいいんだ
代わったからかマイキーくんが笑っていた
表(アッチ)の世界で
だが幾度のタイムリープの代償だろう
オレ、花垣武道は
齢26歳でこの世を去った
と思ったら
また産まれている
暗殺一家だった
そこで暗殺技術を鍛えられた
…いつも通りに任務をこなす
ふと、目の前の光景に目を疑った
マイキーくんだ
マイキーくんが笑ってる
笑ってるところを久しぶりに見た
その笑顔で嫌な気持ちが晴れた
が、任務失敗で命を落とした
また産み落とされた
死んだ
産み落とされた
死んだ
産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ産み落とされた死んだ
女性に生まれることもあった
…….襲われて終わりだったが
どこの場所にも君がいた
笑って過ごす君が
何回目だろうか
3桁を超えたあたりでもう数えるのを辞めた
人間が1番残酷だ
勝手に産み、要らなくなったら捨てる
その沢山の記憶を取り戻したのはつい先日
…思ったことはひとつだった
だった
この世は1番目と酷く似ている
タイムリープがある
が、同じでは無い
似ている
マイキーくんのお兄さん真一郎くんは生きている
場地くんも生きている
怪我人を見つけると
今のオレと昔のオレが言い争う
今のオレは『助けなくてもいい』
昔のオレは『助けないと』
ダメだな無視をしようとしても
昔のオレに引っ張られる
とまぁ人を殴ることもしないこの身体は鈍っている
その為タケミチは、六本木に来ていた
誰のテリトリーか頭の中からスッポリ抜け落ちて
「ふぅ·····」
(あははっ!くたばって欲しくねぇなぁ)
(サンドバッグ)
顔と内心が全く一致していないのだ
怖い
(誰だっけ。絶対に裏切らずに着いてきてくれたのは)
(あぁ、面白いことが大好きな人達と、イカれてるけどとても優しい人だ)
(あの3人は記憶があったのだろうか)
(もう、知ることも出来ないが)
(あの人達は、オレの死後どうなっただろうか)
彼に話しかける影が2つ
「「オマエ、本当に花垣武道?」」
時は遡ること数分前
兄弟は暇だからと自分たちのテリトリーをフラフラと歩いている
「なぁ兄貴、」
「あ?」
「噂の東卍の隊員だ」
「絶てぇ諦めねーってやつ」
「クソ弱いけど」
「あー…はな、」
「花垣武道?」
「そうそれ」
「ソイツ」
「柄の悪そうな男どもと路地裏行った」
「…….バカなのか?」
「うん」
「でもなんか面白そうじゃない?」
「てことは?」
「「高みの見物一択!」」
「まぁ、ボコボコにされて這いずり回ってるのが目に見えるけど」
この兄弟は性格が物凄く悪かったとしかいいようがない
が今の光景を見て兄弟は口が弧を描いた
「「オマエ、本当に花垣武道?」」
花垣武道と灰谷兄弟の何度目かの出会いである
「!…は、灰谷兄弟?」
先程の雰囲気とは打って変わってとても怯えている
ように見える
彼は面倒くさいことが嫌いなのだ
そういう演技(フリ)をする
「…….さっきの見てたんだけど」
「あ、そっすか」
その言葉と一緒に脅えたような表情が消えた
無表情である
彼というのは笑うことが無くなった
否、笑えなくなった
そのため笑おうとすると口の端がぴくぴく動くのだ
兄弟はそんな様子を見て更に好奇心が膨れ上がる
「ねぇ花垣」
「オレたちを」
「「傍に置いてよ」」
この関係が続いた場合
この世界が1番目と似ているという話をしたな?
真一郎くんも場地くんも
エマちゃんだって生きている
1番目で起こった
東京卍會vs天竺
関東事変
1番目ではマイキーくんを虚にするという目的だった
が、今回はただの兄弟喧嘩だ
その為にチームで戦うんだからタケミチは内心どうでよくアホらしと思っている
が、それをバラさないのが武道である
どうでも良く心の中は冷めている武道に話しかける2人
「あ、まだ東卍(そこ)にいんだ」
「顔オモロ」
「2人共、五月蝿い。」
対立チームが話しかけるのだから周囲はざわつく
そしてそれをとても親しげ(雑)に返す
「灰谷兄弟!?」
「タケミっち!?」
「はぁ·····計画狂ったじゃん」
「!!」
「いーじゃん?」
「少し早いくらい」
「どうせ抜けんだし」
「マイキーくんオレ、東卍脱退します」
「は、?」
「嘘だろ、?戻ってこいよ」
「タケミっち!!」
「灰谷兄弟!!」
「何故だ!」
「何故って、オレの王は”最初”からコイツ♡」
そう言いながらタケミチに抱きつく
「逃げようか」
「蘭くん竜胆くん」
「「はーい」」
逃げようとするタケミチたちに声がひとつ
「タケミっち…….」
タケミチは振り向いた
いや、振り向いて”しまった”
彼の伸ばされた手が似ている
否、同じだ
「ヒュッ」
小さな息を飲む音
静粛に包まれていた抗争場所にはそんな小さな音でも全員が聞き取れた
だが、誰かはわからなかった
次の声で誰が発したのかすぐにわかった
「あ、あ、ア゙ア゙ア゙ァァァァ」
声を発したのは誰でもない、タケミチだった
「タケミっち…?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいもう逃げない逃げないから!!」
錯乱するタケミチ
場は困惑する
次の言葉で皆息を飲んだ
「やめ、やめて!!!!」
「”万次郎”!!!!!」
「は、?」
みんな声が出ない
ヒーローが泣き叫んでいる
「痛いのも暗いのもクスリも注射も」
「全部嫌だ!!!」
「食べたくない!!」
食べなければ死んでしまうだがなぜこんなことを言うのか
それは直ぐにわかった
「ちふゆぅ!ドラケンくん!!みつやくん!!」
「はっかい!スマイリーくん!アングリーくん!」
「あっくん!たくやぁ!まことぉ!やまぎしぃ!」
「嫌だ!嫌だ!」
「たすけて!」
突然に言われる東卍メンバーの名
タケミチの親しい友人の名
「助けてよぉ!」
「カクちゃん!!ココくん!!武臣くん!!望月さん!!蘭くん!!竜胆くん!!春千夜くん!!!!!!」
タケミチの口から発せられる名前
未来での梵天メンバーだ
「タケ、ミっち?」
やっとで声を出したのは東卍総長佐野万次郎
ドンッ
マイキーが押された
誰に?
見えたのは赤い特攻服(トップク)
長く薄い色の金髪
「ボス!!」
声だ
着いてきてくれた信頼出来る人の声
「三、途?」
「春千夜くん!春千夜!」
「春千夜(相棒)!」
「はい、ボス」
「あなたの春千夜です」
「あは、あはは」
「ね、”ここは何”?」
「笑ってる?」
「はい、笑ってますよ」
「マイキーは」
「あは、あはは、は、」
「オレ、オレ?私?僕?自分?」
「ねぇはるちよオレは、僕は誰?」
「あなたは花垣武道、オレの最愛なボスです」
「うん、そうだ」
「俺は男だ女じゃない」
「裏切られることも犯されることもない?」
「はい、オレがいますから」
「三途、?」
「てかよぉゴラァさっさと逃げる準備しやがれ!!」
「クソ谷!」
「言われなくてもやります〜」
「てか変わらず語彙力ねぇな」
「黙りやがれ!!」
「タケミっちをどこに連れていくつもりだ!!」
「相棒を返せ!!」
「はぁ゙?」
「何回オマエはボスを裏切った?」
「あれ、ヤク中、マイキーに忠誠誓ってなかった?」
「は?じゃあオマエイザナがボスを何回も裏切ったらどうする?」
「息する間も無く殺す」
「そういうことだ」
「成程」
「三途!オレはタケミっちを裏切ったことなんてねぇ!!」
「黙れ!」
「誰だ!ボスを閉じ込めたのは!」
「誰だ!ボスの友人を食べさせようとしたのは!!」
…….おかしい
誰もがそう思った
友人を食べさせる?
人の肉か?
「ゔぉえ゙っ」
考えるだけで吐き気がする
「誰だ!!幼なじみなクセにボスを助けなかったのは!」
「誰だ!黒龍だったクセにボスを助けなかった奴は!」
「マイキー!鶴蝶!九井だろうが!」
「誰だよ!ボスを裏切って嘲笑った奴は!」
「オマエらだろうが!!東卍!!」
普段声を荒らげることが無い三途
大声を出して怒っている
「ヤク中」
「二度とボスに近づくんじゃねぇ!!」
「近づいた奴からスクラップだ!!」
何を言っているんだコイツは
東卍メンバーが思う
「スクラップわかんねーだろ」
「優しい優しい蘭ちゃんが教えてあげる」
「スクラップていうのは〜」
「死体」
普段からは想像できない冷たく低い声だ
「タケミチに近付くなよ」
「近付いたら」
「「「殺すだけじゃ済まさねぇ」」」
続けて3人が言う
皆がわかった
これは本当にやる
そして表情から読み取れる忠告
“いつか絶対に殺してやる”
「タケ、ミっち…」
「」
「優しいですね。アナタは」
誰もその言葉の意味を理解できなかった
「白いポインセチア」
あなたの幸せを祈ります
飴夢🍬🌃
うん…….伸びるといいな
花垣武道
1回目の世界で梵天首領になり寿命で死んだ
300〜400ぐらい転生してる
全ての記憶あり
灰谷兄弟
1回目と後半100回ぐらいの記憶あり
三途春千夜
1回目と250回ぐらいの記憶あり