団体様本人様一切関係ありません
名前伏せてません
誤字脱字あるかもしれません
srhbメインです
ngとknは少ししか出ません
地雷の方注意してください、回れ右ですよ!
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『雲雀ズボンの裾捲らないと濡れるよー』
「大丈夫やて!」
春もそろそろ終わりそうなこの時期
雲雀が真剣な顔をして一緒に来て欲しいところがある……なんて言うから俺は何処に行くの?とは聞かず雲雀に手を引かれるままついて行った
そうしたら胸を張って車ではなく今日は電車に乗りますとか急に言い出して少しの時間揺られて着いた、海に
着いた途端雲雀は靴を脱ぎ捨て海に入っていった
「セラ夫も来いよ!」
『えっ、俺も??』
「うん!」
チャプチャプと綺麗な水音を鳴らしてこちらに向かってきた雲雀は俺に出かけたいと言った時と同じく手を差し伸べる
それを断る理由は俺には無く受け入れる
『ねぇ雲雀?』
「んー?」
手を繋ぎゆっくり景色を見て一緒に歩きながら俺は問いかける
雲雀は返事をして立ち止まり振り返る
『何で俺を誘ってくれたの?奏斗や凪ちゃんだって居たじゃん』
雲雀の眉間に皺が寄った
何かまずい事でもあったのだろうか?
ごにょごにょ口を開いてこう言った
「あーっ……えっと俺が何かやらかしても怒らなさそう?だから?」
思わず何を言ってるんだこいつはって空いた口が塞がらないまま雲雀を見てしまった
「俺がどうしようもなくなってふらーっと海ん中行っても何してんのヒバ?で済みそうかなって……奏斗とアキラには絶対殴られるって思って」
『俺なら怒んないって?』
「うん、セラ夫は優しいから」
本当にコイツ何言ってんの?優しいも何もふらっと海ん中入ってったら誰だって止めるし怒るだろ?
『いや、さすがに俺だって怒るよ?』
「うぇ!?」
『確かに何してんの?って手は引くよ……けど』
「けど?」
『それこそ何かあって最悪な状況で俺たちを置いて1人でどっか行こうとするなら俺は殴って気絶させてでも連れて帰るよ』
そう吐き捨てるとさっき俺がした顔と全く同じ顔をして雲雀は言う
「怖……」
『いや!お前の方が怖いから!もしかしてメンタルきてんの?凪ちゃんの移った?』
「んーん、全然元気やけど?」
『はぁ?』
おい、俺の心配した気持ちと言葉を返せ
どうしてやろうかこのお騒がせ振り回し自由人を……と考えて思いついた
「めちゃくちゃ元気だぞ俺?今日はただ単に海見たかっただけで……セラ夫?」
『ふんっ!!!』
「ダァーーーッッッッ冷たァ!!!!!!!」
繋いでいた手を離し雲雀と距離をとって雲雀に水を浴びせる、水をかけるのが上手過ぎたのか1回でえぐい量がかかってしまって雲雀は全身ずぶ濡れになる
さすがに悲鳴とその姿に笑わずには居られなくて腹を抱えて笑ってしまう
『ははは!!!』
「おいコラァ!!セラァ!!冷てぇって!!」
『心配させる雲雀が悪いよ!』
「それはゴメンけど…そうやないやろオルァ!!!」
『うわっ、ちょっと雲雀っ!!』
「はは!これでお揃いやなセラ夫!」
『雲雀が悪いのになんで俺まで……』
わっ!っと雲雀は俺に水をかけてそのままこっちへ飛んできた
急過ぎて支える事が出来ず2人で倒れ込む、おかげで全身びちゃびちゃだ
「セラフ」
『なぁに?』
「ありがとな」
『何それ、今言うの?』
「うん」
『海満足した?』
「した」
『じゃあ帰ろう?』
「ん」
急に静かになって淡々と子供のように返事をする雲雀
よしよしと頭を撫でてやると雲雀は笑う
『さすがに濡れたまま電車はまずいから迎えに来てもらおうか』
「セラ夫」
『ん?どうしたの?』
「奏斗とアキラ2人とも呼んで…?」
『え、良いけど何………あ、やっぱり寂しくなった?』
少しからかうと顔が少し赤くなった、可愛いやつめ
「………4人一緒がいい」
『ハイハイ、可愛いお兄ちゃんの為に弟が2人をすぐ呼び付けますよ~』
「茶化さんでよ~!!!」
『茶化してないよ、俺も2人に会いたいし』
そう言って俺は胸ポケットからスマホを取り出してヴォルタのグルチャにここの座標を送り一言添えて2人が来るまで雲雀と待った
沈み始めた太陽を見ながら並んで座って手を繋ぐ
『雲雀寒くない?』
「んーセラ夫居るからへーき!セラ夫も寒くないか?」
『俺も、雲雀居るから暖かいよ』
「そっか、なら良かった」
雲雀が今日この後何食べたい?とかカラオケ行きたいなとか他愛もない話しをしてたら後ろから物凄いブレーキ音がした、迎え来たか思ったより早かったなと振り返ると息を切らしてこの世の終わりみたいな顔をしてる2人が来た
『おー早かったねぇ2人とも』
「おつー迎えサンキュー」
[あのメッセージなんなの!?!怪我してないの?!?]
「え?」
『あぇ』
【何でそんなへらへらしてるんですかアンタたち!!!あんなメッセージ送ってきて!!!】
「セラ夫何て送ったん?」
『はい』
ゼェハァと息を切らし罵声みたいな声を上げる2人を他所に俺はスマホの画面を雲雀に見せる
━━━━もうダメかも━━━━
「お前これはwwwww」
【笑い事ちゃうぞこのバカタレが!!!!!!!】
[お前らマジで僕とアキラがどんだけ心配したと思って!!!!]
『んーだって、こうした方が2人に早く会えるからいいかなぁって』
【[はぁ?]】
『俺たち2人に会いたかったんだもんね?雲雀?』
「おん、会いたかった」
【[………はあ????]】
状況が理解できなくなって奏斗と凪ちゃんがはぁ?しか言えなくなってるの面白すぎだろw
「お腹すいたなぁ~帰って飯食おうぜ!」
『賛成~俺昼食ってないからガッツリ行きたいな~』
【いやアンタたち何なのその切り替えの速さ…?しかもどうしてずぶ濡れなんですか…もしかして海入っ……?】
『「アオハルしてました!」』
[ほんっっっっとどこまでもバカ!!!!いくら暖かいとは言え風邪引くじゃん濡れたままじゃ!!!ほら帰るよ!!!]
『「はぁーい」』
ブチ切れながらも面倒見てくれるのが2人の優しい所なんだよね、それに俺はいつも感謝してるんだよ?なんて心で思いつつ雲雀と手を繋いで揃っていい返事をして車に乗り込む
シート濡らすわゴメンって思ってたら凪ちゃんがバスタオルを敷いてくれた、俺と雲雀の分……何で乗ってんの?
『2人ともありがとう』
「俺からもありがとう」
[やめてよ当たり前の事してるんだから]
【今更ですよ全く…世話のやける…】
こうして凪ちゃんの運転でランドリーに帰る
帰ってすぐ雲雀と一緒にシャワーを浴びて4人でラーメンを食べに行った、美味かったなぁ
その後雲雀と2人でわがまま言って今日は全員でランドリーに泊まってゲームで遊んだりした、もちろん寝る時は4人で川の字
狭すぎって言われたけどくっついてる方が俺たちは嬉しかった
随分今日は2人とも甘えただね?なんて奏斗に言われた
雲雀と一緒にそーだよって言った後に 雲雀が幸せや…なんて言うとやっぱり2人は大袈裟だなんだって言う
大袈裟じゃないんだよ、当たり前が出来てなかった俺たちにとっては………余計に…………ね
また明日笑って騒いで過ごせたら俺も凄く幸せなんだ
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srhbで海へ行くお話しでした((((っ・ω・)っ
某BL作品の海へを聴いてて海に行く話しいつか書きたいなって思ってちまちま書いてたヤツです
ちょっと訂正とかしてます!
とりあえず栞のmvせいで情緒も何もかもぐちゃぐちゃにされてて胸がいっぱいいっぱいで言葉になりません、えぇ
骨は拾ってください、よろしくお願いします
コメント
2件
あの、非常にてぇてぇ過ぎますね…ありがとうございます鳥の空気最高でした 『アオハルしてた』が可愛すぎてっ…しにそう……