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『 おっ今日はお洗濯日和だ 』
私は洗濯籠を両手にお空を見上げる。
空は青く、白い雲あり、とてもキラキラし
ているように見えた。
ベランダの外に行こうと、足を1歩
踏み出そうとすると、いきなり
ドーッカン!!!
と音がベランダ内で響いた。吃驚して
尻もちをつく私。尻もちをつく
私の目の前にいる沢山のケロン人。
沢山ではないか…3人ぐらいのケロン人
が私を見ていた。
『 …だ、誰!? 』
ケロロに激似しているやつに問いかける。
こやつらのせいで私の日常が
壊れることを知らずに私は問いかける。
「 愚かなペコポン人よ。よく聞け 」
口を開けばそんなことを言い出す。
開く度にキラッと光る尖った八重歯が
ちょっとだけ可愛かった。
「 これから何年間、貴様の家にお邪魔する 」
『 …なんでですか… 』
「 上からの命令でペコポン人が日々、どんな生活をしているかを調査しろ…と言われた為仕方なくだ 」
『 …まじっすか… 』
「 大まじだぜ!あ、オラッチはシヴァヴァ! 」
「 ドルル… 」
「 そして我はダークケロロだ 」
急に名前言われても…と思っても
そいつらはお前も名前を言えという
視線と雰囲気を出してきた。
『 …私は〇〇、好きに呼んでくれて構わないよ 』
「 そうか…じゃあ〇〇 」
『 急に呼び捨てだね… 』
尻もちをついていた私は立ち上がろうと
手を付くと、手首を激痛が走った。
『 い”ッた…!? 』
つい、声をあげると3人は吃驚した表情
で私を見た。
「 どうした? 」
『 手首捻ったかも 』
「 手首…捻り…手当 」
『 手当してくれるの?ありがたいな 』
痛む手首を擦りながらドルルくんを片手で
持ち上げる。
「 …!? 」
『 あり意外と軽い 』
「 ドルルずるぅ〜!!オラッチも〜! 」
「 貴様ら…相手は一応敵なんだぞ 」
『 そう言いながらキミ、 私の肩に乗ってるじゃん 』
肩にいつ間にかいるダークケロロくんは少
し ドヤっとしながらシヴァヴァくんとド
ルル を見ていた。
______________ 部屋
せっせと私の手首に包帯を巻くドルルくん。
私の手より小さく、割れ物のように
丁寧に扱わないといつか壊れて
笑そうで怖かった。
「 なァ、〇〇って一人暮らし? 」
『 んー…うん、そうだね 』
「 一人暮らし…寂しい… 」
『 んーいやあんまり寂しくはないかな。自由になったみたいで 』
「 ふん…ペコポン人はよく分からないな 」
『 それ馬鹿にしてる? 』
たしかに寂しい気持ちはある。今まで
ただいまと言ってくれる人が居なくなって
寂しい半面自由になって嬉しいという
気持ちが混じって複雑だった。
「 手当…完了 」
『 ありがとう、包帯巻くのうまいね 』
と痛くない方の手で撫でると少し
照れくさそうに。
上に乗っていたシヴァヴァも「 オラッチ
も〜!! 」と私の手を掴んで自分の頭に
乗せ、撫でさせていた。
…あ、ベランダ…いいや、大家さんに言って
謝って修理してもらうか…。
でも大学生のお金で足りるか…?
ギリギリか。
と考え事をしながら頭を撫でる私。
「 … 」