2.3日後ーー
レッスン終わり。
アキラとせらおは先に着替えて帰ってしまい、今は更衣室に奏斗と2人だ。
kn「今日さ、ゲームしに行ってもいい?」
hb「あー、ええよ?」
今日は特に配信も、やらなきゃいけない作業も無いし。
kn「やった!対戦しようよ、対戦!」
hb「おっけーw 」
奏斗は週2ぐらいで俺ん家によく来る。ゲームしにきたり、機材借りにきたり。
意識しすぎて変な態度を取ってしまうから、家に来られるのは困るんやけど、理由もなく断るのもおかしいから、どうすることも出来ない。
マジで、、恋愛感情がバレた日には、終わりだからな、、、、気をつけんと、、。
幸いにも、一人でシた日から、前よりは奏斗を意識せずにすんでいる。
おかずにしてしまった罪悪感はあるが、思いの外スッキリしたようだ。
ー、、本当に欲求不満だったんかもなw
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雲雀宅ー
hb「あ”ー!!また負けた!お前うますぎだって!!」
kn「あははww 雲雀弱くない?ww」
hb「くっそ!次スト6なッ!」
kn「ぇー、、スト6かぁ〜」
hb「なんだよ!」
じーっと眉間に皺を寄せて奏斗を見た。
kn「お前強いからなぁ、、」
そりゃ、スト6なら勝てそうだから言ってるんだろッ!
hb「つぎ、スト6、な!!」
kn「わかったよw」
hb「その前に、便所行ってくるわ!」
kn「う〇こかよ」
hb「悪いか」
立ち上がって部屋のドアノブに手をかけた。
kn「いってらー 準備しとくわ」
hb「さんきゅ」
トイレ後。
なんか、お菓子でも持っていくか?
ポテチとかあったよな。
キッチンの棚からポテチを取って、奏斗が待つ部屋へと向かった。
ガチャ
hb「お待たー..え?」
ドアを開けると、ベッドの前の床に座っている奏斗と、奏斗の前に、、例のアレ。
は、、?
kn「あ、ひば」
え、、?それ、、。
や”、やば、、!
kn「お前、エグいのもってんねw」
hb「あ、、え、、えっ、、、」
変な汗がダラダラと出て、体が冷えていく。
あまりの絶対的ピンチに顔が真っ青になる。
kn「こんなの女の子に使うなんて、鬼? w これ、ア〇ル用でしょ?w 」
奏斗はニヤニヤしながら雲雀を見上げたが、真っ青な雲雀を見て目を見開いた。
あ、、、やべ。
kn「….え、、まさか、自分用?」
驚いた奏斗からは笑顔が消えていて、 こちらを伺うような声と表情をしていた。
、、、終わった。
hb「、、、ぇ、、あ、、っ、」
なんて言ったらいいのか分からず、話そうとして、のみこんで、を何度か繰り返す。
今更自分用じゃないとも言えないし、自分用でもなんて返せば引かれないか、とか頭で思考がぐちゃぐちゃと回った。
雲雀の反応に確信を得たらしい奏斗は、返事を待たずに、また口を開いた。
kn「へぇー、、、これ、使ってるんだ?、、気持ちいいの?お尻って」
っ”、、!
ほんとッ、、こいつッ!
ノンデリにも程があるだろッ!?
hb「べ、、べつに、、気持ちよくなかったわ!…それに、1回しか使ってないし」
出てきた言葉は、殆ど使ってないし、それで気持ちよくなる変態ではないという、、言い訳の様な内容だった。
こんなものを実際持っていて、どの口が、とは思うが、、。
とにかく引かれたくなかった。
奏斗の手から玩具を奪い取って、元の場所に戻す。
kn「えぇ、、またベッドの下? そこすぐバレるよ?」
hb「うっさい!// もう捨てるから、いいんだよッ」
意外にも、奏斗からは”気持ち悪い”とかいうような雰囲気は感じれないから、内心少しホッとした。
kn「、、、お尻ねぇ?w」
hb「、、、笑うな、忘れろ」
kn「無理かなぁw」
奏斗は、”気持ち悪い”とか”変だ”とかより、先に、揶揄うネタを手に入れて嬉しいのかニヤニヤしていた。
hb「ッ、、お前ッ、、ほんま最悪ッ..//」
kn「はははww めっちゃ真っ赤じゃん雲雀w」
奏斗に笑われて、顔がすごく熱いのに気が付いた。
二人の間に一瞬感じた凍った空気は無くなっており、いつもの空気に戻っていた。
hb「ッ、見んなッ、///、、赤くない、から 」
目を逸らして、できるだけ顔を隠す。
kn「ふは、顔、見えてるしw 青くなったり赤くなったり忙しいね、お前w」
hb「ッ// まじ、見んな../// 」
人の気も知らないで、、、、腹立つわッ///
ー、、よかった…。
変な感じにならなくて….。
kn「てか、、捨てるとか言って、そこに戻してるのは、捨てる気ないじゃんww」
hb「ほんまッうっさいなぁ!// お前に関係ないやろ、ほっとけ!もぅ、、ッ、スト6やんぞ」
早くこの話を切り上げよう。うん。
コメント
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続き滅茶苦茶楽しみです⋯!!!!!
これは続きが気になって夜しか眠れない… 続き楽しみに待ってます!