余命一年による独白

今日も僕は心を殺す。

皆帰ってきて、

平和になったのに……

現代じゃ、9月1日に死ぬ人が多いみたい。

僕は別に死ななかったけれど……

来年、僕は本当にここに立ったままでいられるのかな。

ここに立って、カウンセラーの卵として未来を切り開ける？

本当に？

このどろどろした恋に終わりをつけて、

大事なアイツらとの関係をどうにかして、

見つめる不安と視線に区切りをつけて、

社会不適合者な自分を殺す。

本当に、一年で前を向ける？

腕を切って、痛みを感じて

認めたく無い自分を押し殺そうとした僕は

本当に、この世界で生きていけますか？

優柔不断で

誰よりも歪んでいて

過去への後悔を引き摺り続ける

僕に前は、向けますか？

僕はいつも共通の趣味のある友達が欲しいと言うけれど

僕は本当にこの画面を見せられる？

酷くて悲惨な現実と目を合わせて

本当にその友達と前を向ける？

視線が怖い

声が怖い

関係が切れるのが怖い

失うのが怖い

これが、

これが人を愛せなくなったやつの末路？

忘れ物は多い、無くしものはする、提出期限は守れない。

こう言うのを社会不適合者って言うんだ。

本当に、僕はダメなやつ。

人1人も愛せないなんて。