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午前中の会議中、窓の外を眺めながらふと思った。
私はいつまで、この「共犯関係」を続けられるんだろう。
光が売れてしまったら、このボロアパートの関係は終わる。
私が会社で失敗したら、この平穏は崩れる。
そんな危ういバランスの上に立っているのに、今の私は、かつてないほど「自由」を感じていた。
「……さて、仕事するか」
私は背筋を伸ばし、資料に目を通した。
足元には、10センチのパンプス。
でも、今の私なら、この靴が折れたって笑い飛ばせる気がした。
その時、スマホが震えた。
また健太からの連絡かと身構えたが、画面に映ったのは、知らない番号からの着信だった。