夜。
雷音
「今日から俺は部隊長、か……」
銃を握る手に、わずかな緊張が走る。
雷音
「夜道は危ねえ。だが――やるしかねえな」
立ち止まり、懐から一枚の紙を取り出す。
それは“部隊長用・生活および鍛錬規定”。
雷音
「……これが説明、ってわけか」
紙に目を走らせ、思わず苦笑する。
雷音
「自慰行為は9時間に1回……
食事は8時間に1回……
睡眠は10時間に1回……」
雷音
「……きちぃな」
紙を折り、胸ポケットにしまう。
雷音
「だが――強くなる為、だ
」
視線を上げ、闇の先を見据える雷音。
その背中に、部隊長としての覚悟が宿る。
雷音
「俺が先頭に立つ。
この部隊は……俺が鍛え上げる」
夜風が迷彩服を揺らし、雷音は再び歩き出す。






