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今日は、普通にうたくんの家で遊んでいる。
「来るな」って言われたけど、来るなって言われたら行きたくなっちゃうんだよね。
てことでみんなでボドゲだーい!
「UNOしよ~っ!」
「いやドンジャラだろぉ!」
「神経衰弱しましょっ!」
「俺全部パスね。」
「えぇうたくんもやろうよ!」
「はぁぁ?なんでだよ…」
「じゃカード配るよ〜」
「俺、ちょっとそこのコンビニ行ってくるわ!腹減った」
「でも晩御飯みんなで食べるんでしょ!?」
「入る入る、大丈夫!!」
そして俺は1人で外に出た。
「う”ぅ〜、寒ぃ”ッ…」
マジで寒い、寒すぎる。
「マジで凍るって…無理…」
早くコンビニ入りたい…けどあと2分くらい歩かないとなんだよな…いやワンチャン走るか??
そして…狭くて人通りの無い道に入った時だった。
後ろからかつ、かつ、と足音が聞こえる。
__誰かが後ろを着いてきてる。
振り向くと、よく見えないがフードを被ってるヤツがこちらに向かって歩いてくる。
思い当たることは1つ。
__あの、ストーカー。
「誰だよ!!」
問いかけても、返事は無い。
消えない足音に恐怖の感情が巡って、大声を出す。
「お前…ッ!誰なんだよ!!」
「はるてぃー…やっと2人きりだね…」
そいつは小声で呟いた。
どこかで聞き覚えのあるような気がしたその声は、どんどん俺に近づいてくる。
「誰なんだよお前…顔見せろ!!誰かわかんねーよ!!」
怖い、と言うより、俺にこんなことしたのはどんなヤツなのかが気になって仕方がない。
俺は方向転換し、後ろに歩いた。
近づいてもやっぱり暗くて顔は見えないが、フードを外せば見えるはず。
俺はそいつの前で止まって、そいつを真っ直ぐ見つめた。
俺に危害を与えるつもりはないんだろう、相手も静かにこちらを見る。
けど多分こいつは少し驚いているんだと思う。
そして俺はそいつのフードに手をかけて、フードを外そうとした。
フードを外したそいつの顔をみた俺は、言葉を失った。
「……う、た…?」
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コメント
3件
メンバーな気はしてたんですが、まさかのうたくん!!? 展開が面白くなってきました…
えまさかの展開!?!?でも確かに辻褄があうね…